「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜ほんとうの贅沢のススメ…『持たない暮らし』

持たない暮らし (中経の文庫 し 3-1)

持たない暮らし (中経の文庫 し 3-1)

家にはモノが溢れている…。(^_^;) これでもここ3年くらいでかなり処分したのだが、気がつくとモノが増えている。小田原の実家にいたときは、本棚から本が溢れ、2階の床が抜けそうになり、母親から頼むから捨ててくれ!といわれ泣く泣く処分した…。(>_<) 今では、図書館を自分の本棚代わりにしているので前ほど本は買わなくなったが、今度はギターが1,2,3,4本!?あれっ?こんなにあったっけ?(-_-;)
この本はそんな捨てられないアナタに贈ります!(^^♪


・先の太平洋戦争で、わたしたちは大切な人々や大切なものを失った。家は焼かれ、記念の品や馴染んだ暮らしの品々も消えた。ないとなるとますます欲しい。高度経済成長期に入り、人々は我先にと物を買った。安かろう、悪かろうでも、ともかく必要なものを買った。貧しさからの解放を願って買ったのだ。
儲かる、便利になるということのにが先行し、人々は物にしか目がいかなくなった。その状態を引きずったまま21世紀に入ってしまったが、このへんで物ではなく、心や文化といったものに目を向け、必要なものだけに絞りたい。物からの解放は心の解放だ。


・物がありすぎると、知恵が減退する。物があるから大切に修理して使う。使えなくなるまで、物を大切にする。物の命を使い切ってやる。


「ちょっといいわねぇ」と思ったら、買わないこと。「ちょっといいもの」は、ちょっといいだけだ。「ほんとうにいい」とか、「心底惚れ込んだ」以外は買わない。ちょっといいものを買っていたらきりがない。ちょっといいものをたくさん買うよりは、ほんとうにいいものを一つ買う。


・食におけるシンプルとは何かと言われたら、自然のものを食べることだと考えている。それが健康にもつながってくる。新しいもの、便利なもの、加工して手間のかからないものを追うあまり、食は複雑怪奇になってしまっている。わかりやすく自然でシンプルなものを調理するためには、ややこしい電気製品などではなく、手を使う。かつお節削りや大根おろし器などシンプルな道具にこだわっている。


若い頃から、人と同じものを着ない、持たないをモットーにしてきた。必ず人と違うものを探す。バッグなど、ブランド品でも、友達が持っていたら東京中駆け回ってでも違うものを探す。自分を貫かないと、気がついたときには他人が価値の基準となり、自分の価値観を失ってしまう。どんな価値観をもつことができるかが、その人の値打ちである。


…そういえば、ビジョンナビ(手帳)の中も、カバンの中もいつのまにか増えているんだよね…。(-_-;)
シンプルにいきたいよね。