- 作者: 吉越浩一郎
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2005/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・会議の手法はこう。まず僕のもとに来た情報についてすべて会議でオープンにする。そして決まったことについては、「誰が、何を、いつまでに」というデッドラインを引く。それもできるだけ細分化して、期限は短く。基本は「翌日」まで。最長でも1週間。その繰り返し。そうしておけばペンディングになって問題を積み残したり、先送りすることが社内にひとつもなくなっていくわけです。「鉄」は熱いうちに打て。
・毎朝の会議の議事録は、すべて会議終了の1時間以内にパソコンと携帯に流す。たとえ出張中であっても、全国どこでも携帯画面で閲覧できる。会議に参加していない、見ていないとは言わせない。
・三日間返事をしなければ自動承認するシステムにしてある。だから上の人間は常にチェックをして、おかしいと思ったら即、却下しなければならない。そして質問がある時にはメールじゃなく電話で聞く。ITを使うことで効率的になることは徹底的に活用しますが、やはりコミュニケーションの基本は顔を合わせること。フェイス・トゥ・フェイスならすぐ解決できる。
・うちは毎日昼休みの後、12:30から14:30までの2時間を「がんばるタイム」という私語禁止の仕事に集中する時間にしている。その時間はみんな必死に仕事してますから、社内がしーんとしてる。監査役の総務の担当者が、最初の頃はホイッスルを持って社内を見回る。うろうろしているヤツなんかがいたら、イエローカードが出る。レッドカードになったら、所属部署にペナルティが課せられる。仕事に集中できる時間があるから、うちの会社では誰も残業をしません。そういったメリハリがあるほうが、絶対にいいと思いませんか?
・人間食べていくためには誰でも仕事をしていくわけです。どうせ仕事をするなら楽しくした方が絶対にいい。つらいと思われることも、数字を伸ばすことも、すべてゲームとしていかに楽しめるかで、その人の毎日は大きく変わるはず。
・基本として、絶対やると決めたことは、任せた上で常に進捗状況をチェックしてどうしてもうまくいかない時にはトップが自らの責任で、徹底的に入っていってでも成功させることです。それには日頃から、トップがいかに現場に食い込んでいるか。
・うちは、新入社員に対して「教育はできません」とハッキリいっています。教育はしてもらうのではなく、自分で育つもの。育つ人には場を与えます。だから能力の持った人しか雇っちゃいけないんです。
ん〜深いなあ…。(^_^;) 吉越氏の他の本も読んでみようっと。