「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「センセイの書斎 イラストルポ「本」のある仕事場」(内澤旬子)

学生時代は、月2万くらい本に使っていたけど、めっきり本を買わなくなったなあ……もっぱら図書館派。大きめの本棚がひとつだけあって、本当に好きな本だけ所有していて、ここから溢れたら処分するのが原則、とかなんとか言いながら、本は増えてるんだけどね。(笑)(・∀・)
 
さてこの本。他の人の本棚って、書斎って気にならない?「南伸坊森まゆみ養老孟司津野海太郎佐高信上野千鶴子……。細密なイラストと文章で明らかにする、31の「本が生まれる場所」。それぞれの書斎は、その持ち主と共に生きている」そのエッセンスを紹介しよう。
 
南伸坊 シンボーズ・オフィス、本棚はドコ?」
 
「僕は本が見えると気が散るんですよ。ごちゃごちゃするんで。ここの本、資料として結構使ってはいますけど、本が表に出ている必要はほとんどないんですね。本の背を眺めてうれしいとか、そういう感覚はあまりないです。自宅の本も引っ越して段ボールに詰めたまんまで三年以上経ってるかな」
 
辛淑玉 執筆工場に散らばる本の欠片」
 
本屋でダーッと本を買ってきて、ダーッと読んで、だいたいビリビリ破いて、必要なものはファイルして、残りは捨ててます基本的にこの部屋にあるのは本を書くために必要な資料なんです。一冊終わると総棚卸しして次の資料を入れる。データ関係は二年保管して捨てる。ほとんど工場ですね。自宅には何にもないんですよ。プライベートで読む本も捨ててますから。本以外の荷物にとても少ないですよ。基本的に物は蓄積しない。
 
森まゆみ 書斎とお勝手のミニ書斎」
 
私の場合、一つのテーマにかかわる時間がどうしても長くなっちゃうのよ。十年くらいはさわってないと、だめ。その間に他の人が(似たようなテーマで)どんどん本を出しちゃうけど、別にいいのよ。すでに公にされている資料だけでパパッとまとめてもしょうがないじゃない。そこに何か新しいものがないとねそれに十年間このテーマを調べています、と表明して捜し続けていれば、出会うべき資料と、人との出会いが必ずありますから
 
米原万里 ファイルと箱の情報整理術」
 
毎日違う分野の知識を仕入れて通訳に挑む。素早く仕込むのはどんな本を読むのだろう。「まず百科事典の項目と、新書か入門書を読みます。日本語の本がなければロシア語で。まさに短期間でやらねばと集中すると、つまらない文章でも面白くなるんですね。人間がやることって、最終的にはなんでも面白いんですよ、たぶん。本の収集癖とか、並べてうれしいとか、それは全然ないです。結局、私にとって本はモノではない。文字で書かれた内容というものは、本来、かたちがないものだから、これは仮の姿という感じで…。ただね、CD-ROMやインターネットだけだとやっぱり視野が狭くなるんですよ。自分の選んだ項目しか出てこないでしょ。電子メディアは。ところが紙の媒体だと、全然読むつもりのないものがついでにパッと目に入ってくる目的に向かいつつ、途中でまだ私が把握していない魅力的な世界に遭遇できる。だから、両方必要なんですね_」
 
静嘉堂文庫 900歳の姫君、宋刊本が眠る森」
 
これは↑知らなかったなあ!今度行ってみよっ!いいなあ。自分の部屋を片付けて書斎にしたいなあ!オススメです。(・∀・)