さて、著者は、『新潮日本語漢字辞典』を作った漢字通なのだが、50年間漢字に夢中になっているという。漢字のルーツはもちろん中国だが、現在日本で使われている漢字は、長い年月を経て、さまざまな日本式改良が施された、わが国独自のものなんだってさ。
そんな著者による、日本語の素晴らしさを実感できる漢字の話。漢字を日本語をもっと楽しんじゃおう!
・相談の「相」の字の部首は?実は「木」ではなく、「目」なのだ。「門、閣、閲」は「門構え」なのだが、「問」は「口」、「聞」は「耳」、悶は「心」に属するのだ。なぜこんなに面倒くさいことになるのか?実は、部首は基本的に、意付(漢字の意味を表わす部分)を取ることになっているから。 へえ〜!( ..)φメモメモ
・「々」は何と読むか?
〜実はこれは漢字ではなく、前の字を繰り返すことを意味する記号で、文部省が定めた正式名称は、「同の字点」という。パソコンでは、「どう」「おなじ」と打ち込んで変換すれば「々」が出てくる。しかしこれは日本独自のもので、中国にはない。ちなみに女優の松嶋奈々子は、本名は、「奈奈子」だそうだ。
その他…。
・「龍」と「竜」のナゾ
・「斉藤」と「斎藤」は全く違う。
・「三浦知良」は、なぜ「カズ」なのか?
・「戦前は右横書き」説は間違い。
・ なぜ、「蛸」「蛙」「蟹」「虹」には、「虫」がある?
・「大阪」はいつから「大坂」から「大阪」になった?
どう?面白くない?雑学にも使えそう!(^^♪
新潮日本語漢字辞典 新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/jiten/kanjijiten/index.html