「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜常識を覆す身体技法とは?…『身体から革命を起こす』

本日、めでたく44歳の誕生日を迎えました。(^◇^)新潟で6年、小田原で16年、千葉、神奈川、埼玉で7年、横浜金沢区で15年!今年は今までの人生で一番エキサイティングな年になりそうです…なっているなあ…。

さて、本日の感動はこの本!(^_-)-☆


身体から革命を起こす (新潮文庫)

身体から革命を起こす (新潮文庫)

甲野善紀氏の名前は知らなくとも、テレビなどで彼の技が、介護の現場で活用されている姿や短距離走末續慎吾桑田真澄投手が影響を受けていることは何となく耳にしたことがあるのではないだろうか。
彼はほとんど伝説と化してしまった江戸時代の剣客たちの妙技を、現実にあったことだと確信し、みずからの身に再現すべく、探求をつづけてきた。
この本でそのスゴさは分かるのだが、いかんせん、写真だけではよく分からない…。実際に体感したいなあ…。近くに講習会があれば行って確かめてみたいなあ…。でもツボとコツを紹介しよう。


・「私が研究してきたのは、剣術にも体術にも共通するような動きの原理、身体の使い方の原理ですから、スポーツにも応用できます。ただ、それは今日のスポーツの常識とはまったくちがった動きです。だからこそ、現代のスポーツの常識では無理だと思い込まれてきたようなことを可能にするのです。」


・かつての日本人は体幹部をねじらずに歩いていた、今日では「ナンバ」と呼ばれている歩き方である。右手と右足とが同時に前に出る歩き方である。
「ナンバ」が注目を集めるようになった最大のきっかけは陸上競技末續慎吾選手が2003年の世界選手権パリ大会の200mで銅メダルと獲得したことだったろう。甲野はいう。「私が有効だと思うのは、例えば100m走だったら、スタート地点でつまずいて『ワッ、倒れそう』というような状況を作って、そこをなんとか倒れないようにギリギリで釣り合いをとて、ゴールまでイッキに吹っ飛んでいくというような走り方です。この微妙な状況が50m以上続けば、100mで9秒は切れるかもしれません。


・「大きな段差のある階段をのぼったり、一段おきに上がったりしてみれば、やはり同側の手と足を出したほうが楽だということは、別に訓練を重ねなくても、誰でもその場ですぐ実感できるはずです。坂の多い長崎県佐世保で郵便配達をしている人が、これを教わってからずいぶん楽になったと言っていましたし、カルチャーセンターで3回ほど私の講座を受けた年配の女性からは、『家の近くの急坂が若いときよりずっと楽に登れるようになりました』と感謝されました。」


50代で60キロの甲野さんが20代で120キロのアメフト選手を跳ね飛ばす。日本のトップクラスの選手のタックルも、軽々とかわす。甲野さんは息も乱れないし、汗もかいていない。アメフト選手は汗びっしょりですよ。ぼたぼた落ちている。いつもそんなふうですね。汗まみれで肩で息をしている甲野さんの姿を見たことがない。


・武術では、いつ襲われるか分からないという状況下で、すぐに動けなければ、意味がありません。斬りかかられた、『ちょっと待て、準備運動をしてからだ』というわけにはいきませんからね。食事を作るのに、まず準備運動をしてから、職人が仕事をするのに、まず体操をしてからということもないでしょう。職人仕事で、傍目には重労働に見えることでも日常的にできるのは、身体全体を使うような動きでやっているからです。
私は、3時間ぐらい稽古したときに、ますます動ける感じになります。いっそう動きやすい。『ああ、疲れた』ということはないですね。


ん〜!深いなあ…。もし、この技法を身に付けたら私の慢性の腰や背中の痛みとかがなくなるのかも!?身に付けたいなあ…。DVDにもなっているからね!(^^♪身体から革命を起こしたいなあ!

甲野善紀 身体操作術
http://www.uplink.co.jp/kouno/index.php

甲野善紀 松聲館
http://www.shouseikan.com/