- 作者: 高田純次
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 文庫
- 購入: 10人 クリック: 133回
- この商品を含むブログ (75件) を見る
『適当論』(高田純次)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080324
この本は、ファンの間で『幻の名(迷)著』と言われた本の文庫版なのだが、原題は『人生教典』だったのが、『適当教典』になっているのがオモシロイ!
老若男女の悩みを純次流に超テキトーに回答する日本一役に立たない(?)人生相談本!「笑っていつの間にか救われる究極の癒し本」。本人によるあとがき「コンサートよりもインサート」を新規収録。ギャハハ!クダラナイ〜!!!(*^_^*) ちょこっと紹介しちゃおうか。
・Q 高田先生、ちょっと太って今、70キロなんだけど、やせる必要ないよね。(45歳 主婦)
A 当然だよ。だいたい、70キロっていうのが中途ハンパな体重だよね。やっぱりキリのいいところで100キロとかにならないと!それに太ってる太ってないないの基準なんてどこにもないんだから。70キロで普通だと思えば普通だしね。この人にはこれからどんどん太ってほしいね。だって食べたものが形になって表れるって、ある意味すごいことよ。これは素晴らしい財産だよ。われわれ凡人は、食べたものがウンコになって、結局何も残らないんだから。
・Q おっぱいの中には何が入っているの? (4歳 ひろし)
A 実を言うとね、おっぱいの中には希望が入っているの。みんな希望を吸って大きくなっていくんだよ。でも、もんだりしたらだめだよ。"希望"が"欲望"に変わっちゃうからね。ハハハハハ。オレもうまいこと言うね〜!
・Q 僕はいつも上司にみんなの前でケチョンケチョンに怒られます。もう、プライドがズタズタ。はっきり言って、もう耐えられません!
A 何をそんなに落ち込んでいるの!君みたいにできないヤツが、会社には絶対に必要なんだって。会社っていうのは、できるヤツばっかりだと、そのできるやつがどれだけできるかっていうのが、わからなくなっちゃうの。その時に君が必要になるんだよ。
ほら、テレビでもよくあるでしょ。物の大きさを表わすときに横にタバコが置いてあったりするじゃない。それだよ、それ。つまり君は、サイズ用のタバコだね。
この先、ガンガンへまやって上司にぶっ飛ばされるぐらい怒られてほしいね。君が怒られれば怒られるほど、できるヤツは「あっ、オレはこいういつよりはできるな」ってなぐさめられて、ドンドン伸びていくから。
・Q 今、新ゲームを開発しようと毎日、頭を悩ませています。高田さん、何か面白いゲームのアイデアはないでしょうか?
A そうだね。今、オレのアイデアは、帽子をかぶったマリオっていうヒゲのおやじさんがポンポン何か飛んだりして、クリアすると次の場面に行くってヤツなんだけど、どうかなあ。あれ?ダメ!?あとは格闘するんだよ。それでドンドンやっつけていって……え?もうあるんだ〜、こういうゲーム。みんな考えることは一緒だねえ。
彼の話は、細かいことを気にしなくなるよね!落ち込んだ時には良いよ!(^^♪