こんな大人に、こんな老人になりたい!の代表格が高田純次。あのテキトーさとノリとおかしさがタマラナくおかしいよね〜!
さてこの本。ナント!自伝だよ〜!これがまた波乱万丈っ!!!
失敗、挫折、転機を繰り返し、そこで悟った「オレはチンケ」。団塊世代の普通の男が歩んだ、おかしくも不思議的な生き方の軌跡"可笑しい男の生い立ちは、それなりに複雑で「哀しい」ものだった。そのエッセンスを紹介しよう。
・思えば、オレも四捨五入すると70歳。 十の位でなら100歳だよ(笑)。あっという間だね。 オレがタレントとして、独り立ちというか、 これでやっていけると思ったのは、40歳を過ぎてから。 あれから20数年、やっていることは、 昔も今も変わっていないんだよ。
・オレは自分のやりたいことを最優先したわけではない。 やりたいことはグラフィックデザイナーだったけれど、 そんな才能も資格もないと、とっくにあきらめていた。 物事を損得では判断したくない。面白いか面白くないか、 の気持ちで判断する。つまり、 気持ちが燃えるか燃えないかの生き方を基準にしてきたように思う 。地道に生きようと思ってサラリーマンをしたが、 気持ちは燃えなかった。そんな時に、 燃えることができるような芝居の世界がもう一度目の前に現れたの だ。宝石のデザインと芝居の世界。どちらが面白そうか、 燃えそうか。 面白そうな世界を選ぶーそれがオレの生き方なのだと思う。
・オレは自分の本当にやりたいことに目標を定めて、 一途に努力するとうことをしてこなかった。 そういうことができない男だった。その結果、高校、 大学と受験に失敗、まともに就職できなかった。 ベケット劇でも失敗した。自分が描く「自分像」 を一つとして実現できなかった。
・「笑いは裏切り」の例をあげてみようかな。
「キミの手から加齢臭がすると思ったら、オレの手だったよ」「 映画にも出たし、CDも出したし、 あとやることはオリンピックに出ることだな」「 オレにも物事に対する分別はあるよ。 さっきもちゃんと水洗トイレを流してきた」「 ダンナと離婚したいと思ったら、 ベッドの上にウンコしちゃえばいいよ」「私、 自殺未遂したことがあるんです」「あ、そうそう。きみ、 バスト何センチ?」「私、失恋しちゃったことがあるんです」「 ブスなんだもん、しょうがないよね」
「オレの生い立ち」「ブラックデビルの話」は特にオモシロイ!やっぱり人生は「面白いかどうか」だよね〜!ワタシのお手本です。オススメです。(・∀・)