「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜憧れのセミリタイヤを目指せ!…『巨泉 人生の選択』

巨泉―人生の選択 (講談社文庫)

巨泉―人生の選択 (講談社文庫)

最近は、大橋巨泉に憧れる人が多いという。56歳でセミリアタイヤし、雑誌の執筆活動や、テレビ出演、OKギフトショップを7店舗経営し、事業家としての仕事をこなしながら、一年の半分以上を海外で夫婦水いらずで過ごすゴルフ、釣り、ジャズの趣味を満喫し、悠々自適の生活をしている。この本はビジネスマンとしてのある種の理想が描かれているような気がする。
全編を通じてかなりの仕入れになるのだが、特に印象的だったところを紹介しよう。


・生きる上での優先順位
第一は健康。人生全般にわたっていえることだが、特に体力の落ちてくる「後半生」においては重要である。たとえ巨億の富を持っていても、寝たきりでは何のためのリタイアか分からない。「禁煙」「節酒」「運動」「バランスのとれた食生活」などは欠かせない。
第二は妻(またはパートナー)である。一人で過ごす後半生ほど淋しいものはない。ついで友人、そして妻や友人たちと楽しむ「趣味」がくる。ボクの場合、ゴルフ、釣り、ジャズ、読書、旅行、アンティークと比較的多いほどだが、最低ひとつやふたつないと楽しい後半生は望めまい。


発想の転換をしていただきたいのだ。若いうちの仕事や会社は、あくまでも人生におけるひとつの手段であり、究極の目的は「定年後の後半生」であると。
前半生はなかなか自分の思い通りにはいかない。しかし、リタイヤ後の後半生は、自分で演出できる。ただし、漠然と暮らしていたのでは、自分の演出による、すばらしい後半生は期待できない。そのためには準備が必要だ。(^^♪


・夢のリタイヤ三条件〜①自分たちの名義の住宅 ②百万ドルの現金 ③長期的な投資


・これだけは声を大にして言っておきたい。「巨泉になりたい」方は、絶対にある程度の英語の能力を習得しなければならない。習い始めるのは若いほど有利だが、いくつになってもヤル気さえあれば十分出来る。これはボクの持論だが、自分の好きなもの(ボクの場合はジャズ)で英語を憶えると早い。


大橋巨泉事務所(現オーケープロダクション)を作った際の自分を貫く五原則
「映画とドラマはやらない」「一業種一種目を守る(同じカテゴリーの番組をやらない)」「(原則として)ナイター裏の番組は引き受けない」「週三本の番組をもたない」「番組の内容・構成には自ら関与する」などの要項を伝え、そのうえで、「自分の番組以外は出演しない」という大原則を打ち立てた。そしてこれはセミ・リタイヤした1990年までの約20年間、厳しく守られたのである。(やむをえむ例外は何回かあったが)極言すれば、このポリシーが大橋巨泉というタレントの人気やギャラを支えてきたと自負している。


愛嬌は歳を取らない
これをしっかり認識していれば、長く幸せな結婚生活が送れる。日本には良い諺がある。「器量は老けるが、愛嬌は歳取らない」。歳を取ればシワも出来るし、胸も垂れる。しかし愛嬌は一生ついて回る。愛嬌は可愛いとともに人を楽しませる、ユーモアのあるという意味もある。

座右の銘とも言うべき言葉。You can't have everything=「何もかも欲しがってはいけない」「あまり欲張ってはいけない」「ゆずる所はゆずるべし」


ハア〜!(>_<)なるほどね〜。私の場合はどうかな?歌を作り、作詞作曲の印税が入り、年に数回ライブを行う。そうそう、フォーク酒場を横浜と小田原と新潟に開いて、そこのオーナーになろうか。そこには数匹の猫がマスコットとしてゴロゴロしている。店には自分の絵や五行歌が飾ってある。スポーツは、ゴルフ、マラソン、草野球を定期的にしていて、毎年海外で数ヶ月バカンスを過ごす。ラーメン屋と自然食レストランも併設しちゃったりして…。(^◇^)こんなセミリタイアがしたいな!誰か共同経営者にならない?


株式会社 オーケープロダクション
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