このタイトルを見て、そういえば昔、久米さんの番組でこんなコーナーがあったなあ!ということを思い出しました。 懐かしいっ!(・∀・)
「明日あなたが死ぬとわかったら、最後の晩餐は誰と、どこで、何を食べたいですか」。いかりや長介、内田春菊、大石静、大橋巨橋他、『ニュースステーション』話題のシリーズを完全再現」そのエッセンスを紹介しよう。
・よく親に言われたんですよ。上を見ればきりながい。下を見てもきりがない。それが唯一、ぼくの人生哲学だから、あまり不満を言わないんです。(大橋巨泉)
・シナリオライターって、地味な、報われない仕事ですよね。 だって、クラス会なんかに行くと、 芸能界ですごく華やかにやっているように見られるでしょ。 俳優さんと毎日ご飯食べてるみたいに見られますけど、 私は自宅でワープロを打ってるだけですよ。パジャマを着て、 そのまま寝て、そのまま起きて、原稿を書いて、 立ったままご飯をたべてみたいな世界じゃないですか。 現場も行ってる暇はないし、 俳優さんのようにコマーシャルでドカーンと稼ぐことも全然ないし 、ほんとに収入もたいしたことないし、 ささうやかだなあと思いますね。 手応えとして報われたという感じは少ないですね。 テロップに脚本、大石静と二秒ぐらい出ますよね。瞬間、 晴れがましいです。で、それで終わり(笑)そういう感じですよ。 拍手する暇もないぐらいです。「わあ、楽しい」 と思う瞬間はほとんどないですよ。(大石静)
・63年間という長きにわたりまして、 私は父親がいないという人生を一度も生きたことが当然ないわけで すね。ですから、そのつっかえ棒がはずれたときに、自立心が…… 、この年になって、ほんとにばかばかしいとお思いでしょうが、 自立心がつくまでというのは、ちょっと時間がかかりましね。 どうしていいんだかわからなくて。(いかりや長介)
・私が男に関心があるのは、男が弱いから好きなんですよ。 弱いものが好きで、強いものはどうも好きじゃないんですね。 私はこの年になるまで、 強い男と弱い女は見たことがないって言うんですよ。男は繊細で、 デリケートで、神経質で、気が弱くて、血を見たら、 ふーっと気を失うし、風邪を引いたら、 もう死ぬような騒ぎをするし。(笑)だから会社が倒産して、 首吊るのは男だけです。中小企業の女社長は山ほどいるんだけど、 倒産して首釣った人は一人もいませんよ。 女というのは幻想の動物なの。実際にはいないものを、 かくあらまほしきっていうことで、 男たちがいっぱい書いてきたんですよ、こういう女、 ああいう女って。それで結婚してみると、違ってるから。 結婚するまでは女は、男の求めてる女がわかるから装うの。(美輪明宏)
・私は、結構頑固者です。生放送にしろ、収録にしろ、 インタビューの時には
ひとつの鉄則を守っています。それは「メモは見ない」従って「 メモを作らない」ということです。 メモを見ながら質問をしたくない。ただ普通に、 自然に話をしたいのです。話は、成りゆきにまかせたいのです。 ただ、これが実は大変なのです。インタビューの前には、 出来るだけ資料を揃え、それを頭に入れる。早い話が丸暗記です。 とにかく「最後の晩餐」はとても疲れるのです。収録後、 体重が減ったと思う程、疲れるのです。で、 一年に十本出来るかどうかというペースです。この本のパートⅡ が日の目を見ることは果たしてあるのでしょうか。(久米宏)
ワタシは何かなあ……新潟の、母の「けんちん汁」と「しょうゆの実」と「ごはん」かなあ……。(笑)食べ物のハナシよりも、それ以外のインタビューが実にオモシロイ。オススメです。(・∀・)