「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「人生はおもしろがった人の勝ち」(萩本欽一)

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人生はおもしろがった人の勝ち

人生はおもしろがった人の勝ち

  • 作者:萩本 欽一
  • 発売日: 2018/03/21
  • メディア: 新書
 

子どもの頃から大好きだったコント55号欽ちゃん。 何度も書いているけど小学校の卒業文集で「尊敬する人」に「欽ちゃん」の名前を書いたほど。

さて、この本。「新型コロナウィスル騒動」さえもおもしろがろう!!!

おもしろく生きることに、年齢は関係ない。欽ちゃん流一度きりの人生を楽しむコツ!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
おもしろく生きることに、年齢は関係ない。いくつになろうが、おもしろく生きようとおもえば、おもしろく生きられる。たった一度っきりの人生だもの、おもしろく生きたほうの勝ちだと思うよ。
 
・言葉というのは、ボクにとってはそれほど大事なものだ。ボクは、人は誰でも一生のうちに「いい運」と「悪い運」が半分ずつやってくると信じている。でも、いい言葉を使えば、そのいい運は、もっとすばらしいものになると思っている。仏教には、いい言葉やステキな言葉が満ち溢れているそういう言葉を大学でたくさん知りたい、覚えたい、学びたい。それが、ボクが仏教学部を選んだ理由だ。
 
「どうして仏像は中が空洞で、軽くできていると思う?」「泥棒が持って逃げやすいように、です」と答えたら当たっている」という。こっちはギャグで答えたから驚いた。本当の正解は、泥棒ではなく、お寺に火事があったときに、お坊さんたちがすぐに大事な仏像を持って飛び出せるようにするただ。
 
夏の甲子園の決勝でどこかのチームで、ツーアウト満塁のシーンで、ベンチから伝令の選手がマウンドに。試合後、記者が「あそこで監督からどんな指示が合ったのですか?と選手に質問したら「いい練習になるよ」といわれたという。満塁のピンチで、そんな言葉を選手にかけてやれる監督はすばらしい。破れた広陵高校の選手が、中三のとき見学に行き、監督から甲子園に行きたい気持ちだけなら、他の高校に行け。男として成長したいなら、広陵に来い」といわれて、広陵に入ったという。
 
・去年、「森友問題」や「加計問題」安倍総理大臣が叩かれたが、ボクは政治よりも友だちを大事にするなんて最高だと思った。あなたは政治と友だちを、どっちを大事にする?オレは友だちが大事だと思ったから便宜を図った。学校の規則より、友だちを大事にしよう。国の政治より、友だちを大事いしよう。それのどこがいけないの?」安倍総理も、こういえばよかった。ところがそうはいわなかった。いわないどころかそんな話は聞いたことがないとしらばっくれた。さらに「あれ、見つかっちゃった!?」といえばよかった。
 
振り込めサギに引っかかったふりをして、捕まえてやろうと思えばいい。もし捕まえたら、国や警察が300万円(100万円でもいいけど)の報奨金を出す。そうすれば、振り込めサギは終わってしまう。終わらないにしても、少なくともいまよりは、件数も被害額もガクンと減る。捕まえたおじさんがテレビに出ていやぁ、今年はツイていた。2回も振り込めサギから電話がかかってきて、合わせて600万円もいただきました」とニコニコした顔でいう。みんな、オレも、ワタシも、血眼になる。お年寄りが集まって、どうしたら捕まえられるか情報交換したり、電話がかかってくるのを待っているようなシーンを包装するのもいい。
 
・死ぬときに聞きたい。「オレってどんなダンナだった?」遺言ならぬ、逆遺言だ。ボクの父親がそうだった。ひどい父親で、借金して逃げまくっていた。それで年をとって死ぬときにいった言葉が「いやぁ、これだけほったらかしにして、まともに育てもしなかったのに、死ぬ前に子どもたちがみんな目の前にいるって最高だね」
 
・ボクからの提案だけど「昔はよかった」といいそうになったら昔もよかった」と言い換える。「は」を「も」にする。何だか、いまがよいような気がする。
 
グリコ・森永事件が起きたときに「こんなときだからこそ、グリコのお菓子を買おう」といって、毎日、3万円分とか、5万円分とか、グリコのお菓子を買っていた。お菓子屋さんのおばちゃんも、びっくりしていた。それまでボクの番組で、何度もグリコさんにスポンサーになってもらっていたから、少しは恩返しできればと思ってやったことだ。とはいっても、半分はシャレ。そしたらある日、グリコの社長さんが楽屋を訪ねて来た。「噂で聞きました。本当にありがとうございます」その後もずいぶん長い間、お菓子の詰め合わせなどを送って来てくれた。何か事件やミスがあったときに「おまえのところは大丈夫なのか?」と余計な文句をいっても何の得にもならない。わからないでもないが、そんなときこそヨイショしておいたほうが、いい風が吹いてくると思うよ。
 
・師匠に「どうすれば、うまいコメディアンになれますか」と聞いたら「大きい声を出すだけ」といわれた。大きい声で10年やってみな。それが終わってからだね。どういうふうにやったらうまくなるかって話は。いまは大きい声を出すだけ」
 
・オヒョイ(藤村俊二)さん「ボクは芸能界の箸休めでありたい」
 
・ボクにとって、食は「遊び」の一つだ。好きなのは、お客さんが入っていない店だ。貸し切りのようなもの。これほど贅沢を感じるときはない。
 
真屋順子だけ、していなかったもの」「行く店、行く店がつぶれてしまう、でもそんな店にはドラマがある」など。

 

さすが欽ちゃん!含蓄深い言葉と名言がいっぱい。この時代に勇気づけられるなあ!オススメです。(・∀・)♪

 

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人生はおもしろがった人の勝ち

人生はおもしろがった人の勝ち

  • 作者:萩本 欽一
  • 発売日: 2018/03/21
  • メディア: 新書