「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

MUSEUM〜『花の詩画 星野富弘と書の世界 相田みつを展』(前期

lp6ac42008-01-02

『花の詩画 星野富弘 と 書の世界 相田みつを展』  相田みつを美術館 
前期 〜2008年1月20日(日)  後期 2008年1月22日(火)〜3月2日(日)
東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム地下1階(有楽町駅徒歩3分、東京駅徒歩5分)
03-6212-3200 10:00〜17:30 月休  一般1,000円 
http://www.mitsuo.co.jp/museum/ (HP内に入館割引券あり)


不慮の事故で首から下の自由を失った星野富弘氏のことをご存知の方も多いだろう。口に絵筆をくわえて描く彼の詩と歌はいつも心を打つ。彼のことをはじめて知ったのは中学生の時、愛読していたリーダーズ・ダイジェスト誌なのだが、彼の人生や詩画は当時の私に衝撃を与えた。


群馬県東村(現みどり市『富弘美術館』には2回足を運んだのだが、2回とも不思議な体験をした。彼の絵を見ているととめどなく涙が溢れてくるのだ…。(T_T) 本や画集で彼の絵は何回も見ているのに、直筆の絵を見ていると泣けて、泣けてしょうがない…。後にも先にも絵を見て涙が出たのは星野富弘氏しかいない。


そして今回の企画展は、同じ群馬県出身の相田みつを氏とのコラボ。願ってもいないチャンス!10数年ぶりに星野氏のナマの絵に出逢える!ということで行ってまいりました。
…見ているうちに、やっぱり泣けてきた…。(T_T) 何でなんだろう…。彼の詩画から溢れるやさしさや純粋さに触れたからなのか、草花の命に触れたからなのか、自分の甘えた生きかたに対しての腹立たしさからなのか…。まだの方も、すでに見たことのある方も、ぜひナマの絵を見て欲しい。そして何かを感じて欲しい。 

今回、心に響いた詩を紹介しよう。


『冬があり夏があり』(写真)


冬があり夏があり
昼と夜があり
晴れた日と
雨の日があって
ひとつの花が
咲くように
悲しみも
苦しみもあって
私が私になってゆく


『曇り空(ウツギ)』


旅行です 晴れにして下さい
田植えです 雨をお願いします
日本中から願いごとで
神さまも困った

それで
半分ずつかなえてあげましょう
とでもいうのでしょうか
今日は曇り


『あざみ』


待つこと
絶えること
花のつぼみ
…みんな似ている

みんな
明るい方を
向いている


開館11周年 「いまからここから」 相田みつを
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20071128

富弘美術館  群馬県みどり市東町草木86
Tel.0277-95-6333   
http://www.tomihiro.jp/