「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

COLUMN〜農機具の世界に残るモノとの正しい付き合い方(秋山豊寛)

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元TBSの特派員で1990年に日本人初の宇宙飛行士(宇宙特派員)になった秋山豊寛氏(写真)。」


彼は、宇宙に行ったことで、お金や権力や名声などといったものがあまりにもちっぽけでそういったものに興味がわかなくなり、 現在は福島県で無農薬農業に従事したり、、環境についての講演や本の執筆活動をこなしている。
週間ダイヤモンドに掲載されていた彼の記事がとても含蓄深かったいので紹介しよう。


『5年前にパソコンをやめ、携帯も持たない。どちらも数年使うとゴミ同然になるのにウンザリした。
一生ものというレンジで考えていくのがまっとうな道具、というのが僕の発想。
それにひきかえ農機具の世界はかつての日本のモノ作りの心意気がこもっている。買い替え需要を狙って次々とモデルチェンジをするよりも、魂のこもった良いモノを作ろうという精神が残っているのだ。
30年くらい前の農機って本当に頑丈だし、改良するにしても機具を使う農家の人たちの立場を考えてくれる感じ。部品も互換性があるから、買い替えでなく修理をすることで使い続けることが出来る。つまり、農機具は『使い捨て』という前提で作られていない。これを買ってくれた人がどのくらい使ってくれるだろう』というモノ作りの思いが入っている。そんな『もったいない』の思想を入れることで思いやりのある社会が出来る気ような気がする。』


ハア〜!!!(>_<) ナットク!これはギターなどの楽器にも当てはまるね。
私の愛器の一つ、Martin HD-28 は、今から25年前、19歳の時に70万円で購入したんだけど、今まで修理代で30万かかっている。3年前に購入した1970年製のYAMAHA FG500は、9万円で買ったのだが、修理代で11万5,000円かかっているし、1971年生のYAMAHA FG140は、18,000円で買ったのだが、修理代で47,000円かかっていて、買った値段をはるかに超えてしまっている…。オイオイ…(^_^;)


しかし、良いギターは一生もの。私が死んでもギターは生きているのだ!高い安いだけで判断するものではない。特にオールドのギターは二度と同じ機種が手に入るとも限らない。同じ機種でも同じ音がするとは限らない。まさに楽器との出会いは『縁』なのだ。良いものを修理しながらでも大事に使って生きたいね。

人間もそうだよね。一生自分と付き合わなければならないから、自分をもっともっと磨かなければね。(^◇^)



秋山豊寛 インタビュー
http://www.wacca.com/88/08/akiyama/akiyama.html

秋山豊寛 鍬と宇宙船
http://subsite.icu.ac.jp/prc/aols/AKIYAMA/1.html
http://subsite.icu.ac.jp/prc/aols/AKIYAMA/2.html
http://subsite.icu.ac.jp/prc/aols/AKIYAMA/3.html