「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜商いの原点とは?…『岡田 徹 詩集』(商業界)

岡田徹詩集

岡田徹詩集

岡田徹という人をご存知だろうか?1957年(昭和32年)53歳で他界した商業指導家、経営思想家である。だから純粋な詩人ではない。

しかし、商人としての、商いの原点としての彼の珠玉の詩は人の心を打つ。
にんげんだものという映画(相田みつをとは関係ありません…。(^_^;))で知って感銘を受けたのだが、改めて詩集を読んでみると…深い…、静かな感動だ!(T_T) その代表的な詩を紹介しよう。


小さな店であることを
恥じることはないよ
その
小さなあなたの店に
人の心の美しさを
一杯に満たそうよ



商売とは
人の心の美しさを
出し尽くす業(なりわい)
あなたの
商人の姿に
前だれをかけた
み仏をみたい



商売の道は人間の誠実を尽す道でありたい。
−店のつくりで
蛍光灯で
アーケードで
お店をひきつけようとする前に
私の店は正直な店ですと
唯この一言を
天地に恥じず云い切れる商売をしようよ。
−商品の豊富さを誇る前に
値段の安さで呼びかける前に
一つ一つの商品に
あなたの実印を捺して差し上げたい。



私の生涯の願いは
タッタ一人でよい
この店は
私にとっては
だいじな店ですと
いって下さる
お客という名の
友人をつくること


クウ〜!(>_<) ジーン…、特に最後の詩は私の座右の銘になっている詩です。いいなあ…。