- 作者: 秋元康
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2003/04/11
- メディア: 新書
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今まで、一日19時間、仕事に没頭する毎日を送ってきた氏が、40代半ばになって趣味の陶芸に夢中になっている。今なぜこの年で趣味を始めたのか。同世代の読者にむけて、初めの一歩を強力に後押しする。人生の濃さを決める「趣味力」とは何か、著者は諄々と語りはじめた。人生の後半ではなく、今、趣味を始めようと提案する。そのツボとコツを紹介しよう。
・年をとるということはどういうことだろう?加速度を増して『初めてのこと』がなくなっていく事実に気付かされる。『初めて』をどれだけ始められるかが人生の課題といってもいいかもしれない。
初めてのことを始めるというのは、包丁を研ぐようなものい。同じ包丁を使っていると、同じ部分が磨耗して切れ味が悪くなる。人生も同じ。だから初めてのことを始めて感性を研ぎ澄ませると日常が新鮮になるのだ!
・日常の中に「初めて」はたくさんある。「初めて」を見つけるのは、あなたの積極的な意識なのだ。見たことのないもの、聞いたことのないもの、行ったことのないところ、やったことのないことに触れるのは間違いなく面白いし、ワクワクする。
・歌の詞ではないが『幸せは歩いてこない、だから歩いていく』のである。趣味を見つけるのも、それを仕事につなげるのも、きっかけは自分で作るしかない。趣味を持つのは定年になってから、と決められているわけではないのだ。僕はすぐに始めることをおすすめしたい。『思い立ったら吉日』なのだ。
・趣味を持つことも、陶芸を習うのも初めてのこと。とくにこの年になって、人からものを教わることが「こんなに刺激的なことなのか!」と再発見したような気がしている。
・日常に追われて「毎日、同じ繰り返しだな」と感じている人がいたら、趣味を始めることを是非おすすめしたい。「だんだんドキドキワクワクすることがなくなってきたな」という人にこそ「初めてのことを始めてはいかがですか」と言いたい。
・人は残りの時間を意識したとき、その時間をどう使おうかと考える。人生がカウントダウンされて、残り時間が出てきたとき、毎日を楽しく過ごせる方法を見つけたいものだ。
・陶芸は正解がない。「人はこういうものを欲しがっている」と考えて作らなくてもよい。むしろ自分で好きなように作れる、それが楽しいのだ。
・何歳になろうと、自分の才能はどこかに潜んでいるのかわからない。自他ともに認めるぶきっちょな僕が陶芸を選んだ理由のひとつには、その潜んでいるものを、探しているようなところもある。
・僕が陶芸で学びたいのは、自分がイメージするものを作るためのノウハウである。きれいな底の作り方、模様の描き方、丸みのつけ方、基本をしっかり学んだら、その広がりたるや、いろいろなものが作れるのではないか想像するのが楽しい。
・週刊誌を全部読む必要はない。だが、新聞に載っている週刊誌の広告はすべて目を通せ!広告の見出しを読んでいくと、世の中の動きをおおむね自分で想像することが出来る。そして自分の頭で考えることが大切なのだ。
ん〜!にゃるほど!(^◇^) 私の趣味といったら…、作詞、作曲、ギター演奏、歌うこと、五行歌、絵を描くこと、ハガキを書くこと、素質の研究、ラーメン食べ歩き、B級グルメ探索、図書館めぐり、といったところか。よくばりな私…。(^_^;) 近々始めたいのは、ピアノ弾き語りだね。せっかく家にピアノがあるのに…物置になっている…来年から始めるか!