- 作者: 遠藤泰子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2002/02
- メディア: 単行本
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
口下手で社会人になってからもうまく話せない日々が続いて悩んだいたのだとか!そして、逆転の発想で「しゃべらないアナウンサーを目指す」ことを決意したのだ!その聞く力を身につける55のツボとコツを紹介しよう。
・話が苦手な人は、無理に話をする必要はありません。うまい聞き手になればいいのです。人の話は聞いて損はありません。聞くことは、言葉という宝物をひとつまたひとつ自分の引き出しに入れるという素晴らしいことなのです。あなたはちゃんと人の話を聞いていますか?
・私は、インタビューというのは、即興演奏のようなものだと考えています。基礎はしっかりしていても、それを見せずに、さも自由に気の赴くままに演奏しているようにふるまう。どんな答えがきても、臨機応変に対応し、話をどんどん広げていく。話をどんどん広げていく。話がどこに到達するのかはその日の気分次第。そういうインタビューこそが理想だと思います。
・面白いもので、どんな人でも、自分の趣味や得意分野の話だと比較的饒舌に話してくれるようです。やはり、自分のテリトリーだという気持ちが無意識に働くのでしょうか。そうなったらしめたもので、こちらは、相手の話を興味深く聞いていればいいのです。
・途中で反論をしないことです。相手の話に疑問や矛盾を感じても、途中で口を挟まず、最後まで話を聞くことに徹しましょう。
・自慢話には、その人の人生観や興味を持っていること。育ってきた環境や、趣味趣向、家族や友人のこと、仕事に対する姿勢、そいういうったものが折り込まれていて、聞いていると、相手のことがよくわかるようになります。「聞く」ことで、こちらの知識も増え、相手のことも理解できるなら、こんなにいいことはないと思います。
・いい聞き手になるためには、話しやすい雰囲気を作ることが必要です。「話しかけていいですよオーラ」をどんどん出して、いろんな人に話しかけられるようになりましょう。「この人に話しかけてよかった」と思われれば、聞き役冥利につきます
・私の経験上、どんなに無口で話し下手は人でも、自分の得意分野の話に水を向ければ、必ず話し出します。そして、案外、そういう人のほうが、いったん話を始めると堰を切ったように話し出し、内容も得意分野だけに深くなり、意外にも(!?)面白かったりするのです。
・相手のおよその年齢を知りたいという時は、こういう聞き方がもあります。例えば、「初めて買ったレコードは?」とか「子供の頃読んでいた雑誌は?」「いちばん好きだったアイドルは?」「大好きなアニメの歌は?」といった質問をぶつけるのです。そうすると、およその年代の検討がつきますし、なんらかの話のネタも生まれることでしょう。
・名前というのはその人の存在をあらわすとても大切なものです。会話の中に意識的に相手の名前を入れることで、匿名の誰かではなく、あなたに。という特別な思いが込められるのです。「この件についてどう思われますか」ではなく、「この件についてどう思われますか、山田さん」というように、相手に呼びかけるようにしましょう。
・話すことにケチになりましょう。事前に調べた知識があれば、これは貯金を持っているのと同じで、余裕になります。そこから自然体で相手の話を聞きます。貯金は使わなければ使わないことにしたことはないのです。相手から新しい話を聞き出すというのは、貯金が増えることになります。あくまでも「聞く」ことに徹して。話すことには「ケチ」になりましょう。
・大切なのは「良い空気を作る」ことです。相手が話しやすい雰囲気を作る。これが出来れば、聞くことも楽になります。聞いて相づちを打って。相手を気持ちよくさせることです。
すぐに実践できるね。やってみよー!(^。^)