「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

DVD〜地下鉄サリン…救急医療チーム最後の決断(プロジェクトX)

プロジェクトX 地下鉄サリン救急医療チーム 最後の決断 [DVD]

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あの忌まわしい地下鉄サリン事件から早や10年。早いね〜!(^_^;) 


車内やホームで倒れた5000人の乗客や地下鉄職員が都内各地の病院に搬送されたのだが、もっとも多くの被害者を受け入れた東京・築地の聖路加国際病院だ。あの96歳の現役医師・日野原重明が理事長を務めていることで有名だよね。その治療の背景を追ったプロジェクトXがこれ!


聖路加国際病院の新病棟は、1992年(平成4年)に建設したのだが、日野原氏は、東京大空襲の際に満足な医療が出来なかった経験から、「過剰投資ではないか」と言う反対を抑えて、大災害や戦争の際にも機能出来る病棟として各階に酸素の配管を装備し、礼拝堂も作った。
礼拝堂は病院の入院・外来の患者さんのため、また病院職員の祈りの場としても存在するし、お茶の会やコンサートも定期的に行われている。なにより緊急時には病室になる設計にしていたのだ。それが、この時、如何なく発揮された。また日野原氏の判断により、事件後直ちに当日の全ての外来受診を休診にして被害者の受け入れを無制限に実施し、同病院は被害者治療の拠点となったのだ!


治療の先頭に立ったのが36歳の救急医・石松伸一氏。患者は農薬中毒に似た瞳孔収縮を起こしていたが何による症状か、石松は診断に窮した。そう!事件当時は原因は不明だった…。そりゃそうだよね…。
石松の脳裏には、有機リン系農薬の解毒剤「PAM」が浮かんでいた。しかし処方を間違えれば死の危険がある。判断をせかされる中、患者の様態は次第に悪化。前進の筋肉が麻痺し、呼吸も止まり始めていた。


「このままでは心臓が止まる」その時、一本の電話が鳴った。前年の「松本サリン」事件で治療を指揮した。柳澤信夫医師だった。ニュース映像を見て松本の事件と似ていると気付いた柳澤は、石松にサリンの症状に酷似していることを告げた。「何もしなければ助からない」。石松は自らの医師生命をかけて、解毒剤「PAM」の投与を決断した。未曾有のテロ事件発生の最前線で、人命と向き合い、ぎりぎりの診療を迫られた医師たちの壮絶な闘いを描く。


クウ〜!すごい!\(◎o◎)/!日野原氏のリーダーシップと医師たち、医療スタッフのチームワークがあの事件の背景にあったなんて知らなかった!感動のドラマです。オススメ!