「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『松下幸之助はなぜ成功したのか 成功の法則』

江口克彦氏は、松下幸之助氏の側近として、晩年の22年間、24時間体制で仕事をともにしたという。土日も無く、朝から夜まで電話の対応し時には、夕食をともにしながら10時、11時まで過ごしたという。いわば、誰よりも松下氏のナマの姿と成功の理由を身近に感じ取っていた人と言える。


いや〜!面白い!私は読書のときには、ポストイットを手にツボとコツを探しながら読むのだが、ポストイットだらけになってしまった。シンプルだが奥が深い…。このブログでは書ききれないがその中でもエッセンスを書こう。さすが、松下幸之助


・松下はよく電話をかけてきたという。ある時はどは、一日に八回かかってきたこともあった。ほとんど毎日直接会って話をしているのに、土日も無く、朝早くから夜遅くまで電話がかかってきたという。月の何回かは、夜中の一時半とか二時、朝早いときには四時、五時に『今から来い』といわれた。しかし、怒るどころか喜びと感激を味わうことが出来たという。こんな電話だ。


『ああ、江口君か、わしやけどな。夜遅く電話してすまんな。けどな、わし、君の声を聞きたかったんや。君の声を聞いたら、元気がでるんや』

その後に厳しいお叱りが続くこともあったらしいが、この人のためならどんなことでも成し遂げようと思ったという。

ハア〜!!!スゴイ!(>_<) しびれるね〜!こんな人ならついていきたいね〜。(^^♪


・昭和45年大阪万博博覧会。松下電器館には、夏の炎天下に長蛇の列。それを見た松下は、黙って一般の見学の人々と同じ様に
行列に並んだ。仰天したのは、パビリオンの事務所でモニターを見ていた責任者!慌てて走りより通用口からの入館を勧めた。しかし、松下は、

『この暑い中、長い列に並んでいる方々を見て、申し訳ない、相済まないとおもった。いったいどれほどなのか、どれほどの時間で入れるのか、今、自分で計っているところだから心配しなくていい』と言った。この時75歳。


そのまま二時間ほどかかって入館した松下は、責任者に三つのことを指示した。①もっとスムーズに列が進むための誘導方法を考えること。②所々に日陰をつくるための大きな朱の日傘をせっちすること。③並んでくださる方々に紙の帽子を配るように。


結果的には、③の帽子に松下電器と印刷した。印刷によって補強もされるから。しかし、人は皆『さすが、松下さん、この会場を商売で使う』と囁かれたという…。しかし原点が違うね…。人の痛みが分かる人なんだろうね…。クウ〜!深い!いや〜学ぶことが多いな〜!


改めて、松下幸之助の他の本も読んでみよう!