「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

POETRY〜 結婚する人に贈ります…『祝婚歌』吉野弘

さあ、新年度がスタートしましたねえ!(^^♪

そして、今日4月2日は、弊社代表 桑原正守の42回目の誕生日でもあります!偶然か、必然か、本日発売の新聞フジサンケイビジネスアイの17面の『仕事人』欄に弊社と桑原が掲載されています。もし、よろしければ、駅売店でごらんになっていただけると嬉しいです。(^^♪ さて、本日のブログ!


二人が睦まじくいるためには

二人が睦まじくいるためには

昔から好きな詩人の一人が、吉野 弘さんである。『夕焼け』『I was born 』などの名作の中でもこの祝婚歌が、時を超え、今でも胸を打つ。

実はこの詩は私の結婚の時に、中学時代の初恋の女性Aさんから贈られた詩なのだが、あまりの感動に、同様に私の友人が結婚するときには必ずこの詩を贈るようになった。(^^♪

たまたま最近、彼の詩を再び読む機会があったのだが、今でも変わらぬ感動があった。吉野さんがこの詩は自由に使ってもいいと、著作権を問わないとの発言をされているので、全文を掲載させていただく。

http://www7.ocn.ne.jp/~evha/mypage/life/life033.html



祝婚歌(しゅくこんか) 』  吉野 弘

    二人が睦まじくいるためには
    愚かでいるほうがいい
    立派すぎないほうがいい
    立派すぎることは
    長持ちしないことだと気付いているほうがいい
    完璧をめざさないほうがいい
    完璧なんて不自然なことだと
    うそぶいているほうがいい
    二人のうちどちらかが
    ふざけているほうがいい
    ずっこけているほうがいい
    互いに非難することがあっても
    非難できる資格が自分にあったかどうか
    あとで
    疑わしくなるほうがいい
    正しいことを言うときは
    少しひかえめにするほうがいい
    正しいことを言うときは
    相手を傷つけやすいものだと
    気付いているほうがいい
    立派でありたいとか
    正しくありたいとかいう
    無理な緊張には
    色目を使わず
    ゆったり ゆたかに
    光を浴びているほうがいい
    健康で 風に吹かれながら
    生きていることのなつかしさに
    ふと 胸が熱くなる
    そんな日があってもいい
    そして
    なぜ胸が熱くなるのか
    黙っていても
    二人にはわかるのであってほしい


クウ〜!!!(ToT)/ いいなあ…。
参考までに。 
『夕焼け』
http://sv16.xserverzero.net/~x1016421/matatabi/Poetry/Yosi_01.html
『I was born』
http://sv16.xserverzero.net/~x1016421/matatabi/Poetry/Yosi_03.html