「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「下町酒場巡礼」(大川渉 平岡海人 宮前栄)

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4月で57歳になる。まさか……この世に「57歳」があるとは思わなかった……(笑)

 

長い人生の中で大好きだったお店の閉店に悲しんだことはたくさんある。神保町の「ピカ一」「さぶちゃん」「いもや」秋葉原「いすず」横浜・黄金町の「名物屋」、本郷三丁目の「福十八」など。その味はもちろん、空気感や空間の雰囲気が忘れられない……。

 

さてこの本。昭和の貴重な「下町酒場」の巡礼のドキュメント!この時点でも、だいぶ閉店しちゃってるなあ……行かねば。飲まねば!

 

「縁が丸くなったコの字のカウンター、木の丸いす、黒光りした柱や天井、掃き清められた土間、大型の木製冷蔵庫…。魅力的な主人やおかみさんと常連の客たちが、長い年月をかけ練り上げてきた空間に浸り、酔った。人が酔うのは酒ばかりではない。東京の場末、個性ある隠れた酒場46店を呑んべえ三人組が飲み歩く、これぞ「酒場愛好家」の必読書!第19回「雑学出版賞」受賞」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・訪ね歩いているのは、居酒屋というより大衆酒場、飲み屋といった方がむしろしっくり来るような店ばかりだ。肴に刺身や焼き鳥もあるが、店によっては、ハムカツや豚の耳やしっぽ、名前も聞いたことがない馬肉の料理があったりする。アルコール類も酒やビールだけではない。焼酎、泡盛デンキブラン、ホッピーなども置いている。
 
「どこかにもっと強烈な個性を感じさせる飲み屋はないものか」そういう気持ちがふつふつと沸き起こり、裏通りを精力的に探索して、ほとんど雑誌などで取り上げられていない酒場に飛び込むようになったのだ。戦前から営業している下町の酒場に初めて入った時の感動は、忘れられない。縁が丸くなったコの字のカウンター、木の丸いす、黒光りした柱や天井、掃き清められた土間、大型の木製冷蔵庫……魅力的な主人やおかみさんと常連の客たちが、長い年月をかけ練り上げてきた空間に浸り、酔った。人が酔うのは、酒ばかりではないと知った。
 
酒場は、酒や肴はもとより、雰囲気も味わいたい酔っぱらうだけなら、部屋で一人、壁とにらめっこして安ウイスキーをがぶ飲みすればいい。あえて今、時代遅れの酒場に出掛けているのは、懐かしい場に身をおいて一献傾けたいからである。
 
「丸好酒場(墨田区東向島の手作り炭酸と牛もつ煮込みと世界一狭い便所」「弁慶(荒川区南千住)」「越後屋荒川区南千住)」「大はし(足立区千住)の牛煮込み」「大升(足立区千住)の精力増強山いもとジャンボ玉子焼き」「乙姫(台東区浅草)【閉店】」「味好(江東区亀戸)【閉店】」「くら島(港区新橋)」「佐原屋(千代田区東神田)」「えびす(ゑびす・江東区大島)」「喜美松(台東区浅草)」「神谷酒場(北区田端新町)【閉店】」「おせん(台東区上野桜木)【閉店】」「新潟屋(北区東十条)」「うちだ(葛飾区立石)」「大久保酒場(墨田区東向島)【閉店】」「大林(台東区日本堤)」「正ちゃん(台東区浅草)の煮込み」「天七(足立区千住)」「かづちゃん(台東区浅草)【閉店】」「阿波屋(江戸川区南小岩)」「斎藤酒場(北区上十条)」「大林酒場(北区十条仲原)【閉店】」「山田屋(北区王子)」「高木(北区滝野川)【閉店】」「まるます家(北区赤羽)」「大坪屋(荒川区南千住)」「大利根(荒川区南千住)【閉店】」「金太楼鮨の立ち食いコーナー(台東区東浅草)」「世界本店(台東区日本堤)【閉店】」「だるま(江東区門前仲町)」「大林酒場(葛飾区立石)【閉店】」「喜多屋(北区東田端)」「三楽(北区東田端)」「丸太ごうし(台東区浅草)」など。
 
泡盛と詩人・山之口貘高田渡「生活の柄」の元になっていたとは、不覚だった!知らなかった!(笑)

 

絶滅する前に行かなきゃ!酒飲みには、超オススメです。(・∀・)

 

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「江戸の卵は1個400円! モノの値段で知る江戸の暮らし」(丸田勲)

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いまでもハッキリ覚えているけど、昭和46年当時の週刊少年マガジンは、130円だった。今が300円だから、2.3倍なんだね〜!フィリックスガムやマルカワフーセンガム、クッピーラムネが5円、仮面ライダースナックが20円、 駄菓子はだいたい10円だったよね〜!♪ こう考えると物価ってけっこう上がってるんだね〜!(・∀・)

 

さてこの本。「時代小説、大河ドラマ、落語など、江戸を舞台にした物語を楽しむうえで、なかなかピンと来ないのがモノの値段。主人公が食べる蕎麦は一杯いくらだったのか? 銭湯の入浴料は? 花魁の揚げ代は?将軍の小遣いは?本書では、町人文化が花開いた文化・文政期の諸物価を、現在の円に換算。江戸庶民の暮らしが、もっと身近に感じられる一冊!」そのエッセンスを紹介しましょう。

 
「100円ショップ」の商売形態は、実は江戸にも存在した。明和5(1768)年、一文銭よりやや大きい真鍮製の四文銭が発行され、多くの品物の値付けが四文または四の倍数となった。一串に五個刺さって五文(100円)だった串団子も、四文銭の発行を機に一串四個となり、値段も四文(80円)となった。そこで、江戸の100円ショップの均一価格は四文、どれでも四文で「四文屋」というわけだ。日用雑貨ではなく、焼き豆腐、きざみするめ、こんにゃく、れんこん、こぼうなどを串に刺し、大鍋で煮込んだ惣菜を売る屋台店だった。この四文屋は大いに繁盛し、紫村盛方の随筆飛鳥川(文化7(1810)年)には「四文屋」は両国一面、柳原から芝まで続いたと書かれている。
 
傘は高級品であった。傘骨を5、60本使用した「蛇の目傘」が一本600〜800文(1万2000〜1万6000円)、安手の「番傘」でも200〜300文(4000〜6000円)はした。これだけの高級品だから、古くなっても捨てることはせず、古骨買いが買い取って、修理、張り替えを施し、再使用された。
 
江戸〜大坂の速達郵便料金は、「正三日半限」なら、丸二日半で届くが、料金はなんと七両二分(96万円)!並便(十日限)は30文(600円)その時々の物品の相場などをいち早く知る必要のある商人にとっては、けっして高くはなかった。それほどまでに情報の速さは商いの利益を大きく左右したのである
 
湯銭は大人六文(120円)だったが、二階に上がるには16文(320円)の別料金が必要だった。
 
その他、「煙草 10文(200円)」「寺小屋の月謝 200文(4000円)」「医者の診察料 銀10〜15匁(2〜3万円)」「ゆで卵 1個20文(400円)」「たくあん 1本15文(300円)」「握り寿司 一貫8文(160円)」「蕎麦 16文(320円)」「居酒屋の飲み代 35〜70文(700円〜1400円)」「いなり寿司 1個4文(80円)」「鰻の蒲焼 1皿200文(4000円)」「カステラ 銀4匁5分(9000円)」「桜餅 4文(80円)」「相撲の入場料(桟敷席)銀43匁(8万6000円)」「富くじの最高当選額 1000両(1億2800万円)」「浅草寺一人当たりのお賽銭 約3文(60円)」「貸本 一巻24文(480円)」「不倫の慰謝料 7両2分(96万円)」「江戸からお伊勢参り費用 2両+1400文(28万4000円)」「木賃宿 一泊自炊40文(800円)」「草履 16文(320円)」「とろろ汁 160文(3200円)」「あべかわ餅 5文(100円)」
「大工の年収 銀1貫587匁6分(317万5200円)」「大工の日給 銀5匁4分(1万800円)」「裏長屋の家賃 400〜600文(8000〜1万2000円)」家慶・家斉の小遣い 1万5000両(19億2000万円)」など。

 

卵って本当に高価だったんだね〜!今日買ったら10個で120円だよ。安いっ!いろいろ読むとオモシロイ!オススメです。(・∀・)

 

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「あつかったら ぬげばいい」(ヨシタケシンスケ)

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あつかったら ぬげばいい (MOEのえほん)

あつかったら ぬげばいい (MOEのえほん)

 

 またまた読みました!天才絵本作家、ヨシタケシンスケさん。いいよなあ!チカラが抜けるよなあ……。笑えるよなあ……。小さいことなどクヨクヨしなくなるよなあ!(・∀・)

 
「ヘトヘトにつかれたら」 「ふとっちゃったら」 「だれもわかってくれなかったら」 「せかいがかわってしまったら」…。 子ども、大人、おじいちゃんのさまざまな疑問に痛快に答える!大人も子どもも楽しめる、ヨシタケ式心を緩める絵本。くすっと笑えて気持ちがラクになる!とメディアでも大きな話題に! 大切な人への贈り物や、お守りのように側に置きたい1冊」そのエッセンスを紹介しよう。
 
あつかったら ぬげばいい
 
ふとっちゃったら なかまをみつければいい
 
よのなかがみにくく おもえてきちゃったら ひかるがめんを みなきゃいい
 
どうしても かってほしかったら いいこのふりを すればいい
 
なにもかも どうでもよくなっちゃったら コンビニで バカみたいに かいものすればいい
 
みかえりがほしかったら しょくぶつを そだてればいい
 
へやがちらかってたら とりあえずむきだけ そろえればいい
 
おとなでいるのに つかれたら あしのうらを じめんから はなせばいい
 
よのなかがゆるせなかったら りそうのせかいをつくればいい(ねんどで)
 
はなしあいてが ほしかったら みかんにかおを かけばいい
 
せかいがかわってしまったら じぶんも かわってしまえばいい
 
すぐになくしてしまうなら ひもでむすんでおけばいい
 
きょういちにち なにもすすめられなかったら 136おくねんのうちゅうのれきしにおもいをはせればいい
 
さむかったら きればいい
 
……不謹慎だけど、三上寛「犯されたら泣けばいい」を思い出してしまった……。(笑)オススメです。(・∀・)
 

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あつかったら ぬげばいい (MOEのえほん)

あつかったら ぬげばいい (MOEのえほん)

 

 

 

【取扱注意】 ご自身の責任で観て下さい。

 

 

 

「疫病2020」(門田隆将)

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疫病2020

疫病2020

 

振り返ってみるとこの1、2年は「コロナ」に振り回されているよね。ここで一度情報を整理してみよう!ということで読んだのがこの本。門田隆将さん、いいよねー!

 

「この“怪物”がすべてを暴いた――。本書は「この星を支配し続ける人類を脅かす最大の敵はウイルスである」というノーベル生理学・医学賞受賞者ジョシュア・レダーバーグの言葉から始まる。後手、後手にまわる日本と、いち早く的確な対策で国民の命を救った台湾――両者の根本姿勢の違いは、時間が経過するにつれ、信じがたい「差」となって現われてくる。官邸・厚労省はなぜ国民の期待を裏切ったのか。筆者は、政府の足枷となった2つの“障害物”の正体に淡々と迫る。コロナ襲来の「現実」と未来への「教訓」にまで踏み込んだコロナ本の決定版」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
・日本では、コロナ対策を「官僚」に依存して乗り切ろうとした安倍晋三首相が信じがたいリーダーシップの欠如を露呈した新型コロナウィルスは、同時進行で世界各国のリーダーの資質と能力、国民をどう守るかという信念、安全保障への問題意識……等々、さまざまなことを炙り出す機会ともなった各国はウィルス対策、医療体制維持への方策、中国との付き合い方など、根本問題を次から次へと突きつけられたのである。
 
・「必要なのは危機管理の専門家です。たとえば経済、軍事、流通、医療、こうした国家の危機に対応できる専門家チームがなんといっても必なんです。いかし、日本にはそれがない。ここが問題です感染症厚労省マターであって、その場合は厚労省に丸投げするような法体系になっているその肝心の厚労省が“平時の組織”で、これが町役場と同じで国家の危機管理などとてもできない組織なんですから、話にならないんです」
 
・「厚労省に過剰な期待をかける方が無理ですよ。そんな力量もないし、意識もありません。国民が期待するような機能は果たせていません。アメリカならCDCがあって、いち早く現場に行って現地調査をして政府に情報を上げて、同時に提言も行います。感染症を国家の危機管理として捉えていますからね。しかし、日本にはそんな専門家機関がありません。
 
・「北朝鮮より自由がなくなったといってもいいと思いますよ。だから今回のウィルスは中国にとって“最大の革命だ”と言われているんです。革命というより独裁が完成したと言った方がいいかもしれません。だから中国の人民はこのウィルス以降、おとなしくなりましたよ。誰も文句を言わなくなった。礼賛一食です。全部、行動が知られているから、勝手に地方に行ったらすぐに逮捕されますよ。中国で移動制限が出たら、実際に誰もが動けなくなるのはそういう理由からです。ウィルスを拡大させないとなったら、そんなことまでできるのが中国なんです」
 
・他人を思いやる気持ちが強い文化
握手をしない風土
衛生意識の高さ
 
政策がいくら失敗であろうと、日本人はこれらの武器を駆使してコロナ禍で「戦った」のだと思う。そして一つ目の〈他人を思いやる気持ちが強い文化〉が大きなポイントであろうと思う。そうとしか、あの医療現場で絶やされることがなかった看護師たちの「笑顔」は説明がつかないからである。香港のオンラインメディア「アジアタイムズ」の分析。「日本については「世界屈指の高齢者人口を抱えながら死亡率が低いことは特筆に値する」と評した。イタリアの死亡率は日本の「約45倍」と指摘し、高齢者が介護施設ではなく在宅で生活している割合は両国ともほぼ同じという調査結果も紹介した。「日本のロックダウン(都市閉鎖)は軽度」だが、「大規模な集会の禁止、マスク着用、手の消毒などの指示が広く守られている」とし韓国とともに社会的な規範意識の高さを賞賛した。
 
コロナ禍で日本が露呈した国家としての脆弱さは、筆舌に尽くしがたいものだった。日本は、感染症と戦うための「何も」持っていなかった。そもそも感染症を担うべき厚労省に「情報」も「心構え」も「ノウハウ」も「信念」も、本当に“何もなかった”のである。
 
・私が印象的だったのは台湾取材で見た台湾の当局者たちの意識の高さでした。台湾は世界でほとんど唯一“水際”に成功しましたが、彼らは中国によるウィルス攻撃まで意識していたのです。台湾はウィルスや国防に対して敏感で意識の高い動きを取ったのです。
 
「台湾の完全制御作戦」「武漢病毒研究所」「台湾の感染史上、最も悲惨な日」「二時間で消えた手記=武漢中国人女性医師の手記」
 
 

台湾ってスゴいなあ。日本も追いついて欲しいなあ……収束まであと何年かかるのだろう。じっくり読んでほしい。オススメです。(・∀・)

 

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疫病2020

疫病2020

 

 

「お坊さんが隠すお寺の話」(村井幸三)

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お坊さんが隠すお寺の話(新潮新書)

お坊さんが隠すお寺の話(新潮新書)

 

どこの世界でも「ウラ」のハナシというのはオモシロイっ!ワタシが以前いた生命保険業界でもここでは語れないウラのハナシというのがけっこうある。いつか書いて見たいけどね。(笑)

 

さてこの本。タイトルがいいじゃあーりませんか!!「お坊さんが隠すお寺の話」だってさ。(・∀・)

 

日本人から信心が失われて久しい。それでもお寺は、「葬式仏教」を頼みに、かろうじて生き延びてきた。しかし、法外なお布施や戒名料ばかりを要求する一部住職に、檀家さんの我慢は限界寸前。結果、仏教に頼らない葬儀が急増、さらに過疎化や後継者難の影響もあって、地方の末寺は崩壊の危機に……。自業自得の日本仏教に、再生の道はあるのか。お坊さんが黙して語らない、それでも知っておきたい、現代のお寺事情」そのエッセンスを紹介しよう。

 

菩提寺があぶない。全国7万余りのお寺のうち1万5千寺がすでに住職のいない空き寺になっています。寺の最大の失敗は、死者を送るお葬式に目が向きすぎ、檀家に心の栄養を送り込む役目をすっかり放棄してしまったことす。そのことが人々の信頼を失った大きな原因と言えます。また仏教内部にはも構造的な問題がお寺の後継者問題です。
 
・(五木寛之)葬儀などの際、包んだお布施に釈然としなかった人は一人や二人ではあるまい。数十万円、ときにはそれ以上が領収書もなく渡されるいまどき政治の世界でもない話だ。「相場」と言われる額の当否も外部には分かりづらい。不透明さが仏教界への不信を招いているのではないか。
 
天皇家は明治のはじめに「大転宗」をやっています。大和朝時代から1500年あまり、それまで信奉していた仏教をあっさりと見捨て、神道に宗旨変えしました聖武天皇においては三宝(釈迦、仏法、僧のこと)の奴(召使いと仕えまつる天皇とまで言い切っていたのにもかかわらずです。それまで天皇家菩提寺は、京都になる真言宗泉涌寺せんにゅうじ)でした。歴代の天皇や皇族の葬儀は、87代四条天皇からずっと仏式葬で行われ、位牌は今も泉涌寺に祀られています。ところが、明治朝廷はその御魂を宮城中の皇霊殿に移し、宮中にあった仏教の法具はすべて泉涌寺に納め、仏教とは縁を切ったのです。
 
宗教年鑑 平成19年度版』によると、全国にお坊さんは約31万3000人、うち女性がなんと14万6000人もいるのです!これはあまり知られていない数字じゃないでしょうか。
 
菩提寺のはじまり」「江戸時代のお寺事情」「創価学会友人葬」「お葬式をしないお寺(清水寺東大寺薬師寺唐招提寺など南都仏教系のお寺)」「大乗仏教の成立」「鎌倉仏教のセ成立とお葬式」「日本仏教の恩人は中国仏教」など。
 

やっぱり因果応報なんだよね。そういうタネをまいちゃったんだねえ……寂しいなあ……。オススメです。(・∀・)

 

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お坊さんが隠すお寺の話(新潮新書)

お坊さんが隠すお寺の話(新潮新書)

 

 

「この役立たず!ホリイのずんずん調査」(堀井憲一郎)

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昔、テレビでトリビアの泉って番組があったけど、どうでもいい知識って知りたいものだよね〜!(笑)
 
たびたび紹介しているホリイのずんずん調査。24年前の本だけど、笑える〜!♪ 特に
 
ユーミンがファミレスなどで後ろのテーブルの話を盗み聞きをしながら、歌詞を書いているっていうウワサを実践した、デニーズで盗み聞きして造った歌詞」は特に、笑える!!!!
 
その他、「バットをもっとも遠くに放り投げるプロ野球選手は誰?」「ホリイは1分15秒ごとに発情する」「ツッコミが早いのはナインティナインの矢部くん」「『フォレスト・ガンプ』で笑う街と笑わない街」「貴乃花結婚披露宴TV中継顛末」「エスカレーターが苦手な人はどれぐらいいるのか」「SMAPの名前を全員言えるか」「どこのデパートで売ってる鈴虫が長生きしたか」「消費者金融系の無人コーナーでカードを作る」「どの動物の前で人は佇むのか」「『笑っていいとも』のオープニングに映り込む」「東京と大阪のたこ焼きの違い」「大相撲座布団飛び大賞発表!」「新聞のコンサート広告の悲痛な叫び」「もっとも改行するエッセイストは誰か」「ちんちん電車で降車ボタンを押すタイミング」など。

 

思わずヒトに話したくなるネタ、雑学が満載!オススメです。(・∀・)

 

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「のはなし し」(伊集院光)

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のはなしし

のはなしし

  • 作者:伊集院 光
  • 発売日: 2014/06/11
  • メディア: 単行本
 

 おー!最新刊が出ていたのかー!♪ このシリーズ、笑っちゃうんだよねー!テレビよもラジオ、ラジオよりもエッセイの方がオモシロイかもしれないよ、伊集院光はっ!!!(・∀・)

 
絶対におもしろい伝説のエッセイ、待望の新刊完成!笑える話はもちろん、ちょっと泣ける話、あーわかる、わかる! って話など、どこから読んでも全然飽きない、バラエティ豊かなエッセイ集。爆笑!感動!鳥肌!伊集院ワールド満載の全91話」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・テレビのニュース番組を見ていたら「餃子戦争」なる特集が。アヘン戦争』みたいなもので、餃子がきっかけで起こった戦争でも有るのかい?と思って見ていると、何のことは無い。最近流行の外食産業の売り上げ競争物だった。そりゃそうだ。然る国の外務大臣が晩餐会の席で出された餃子を噛んだら、熱い汁が隣国の国王陛下の目にビュー!「無礼者!!」で、戦車隊が国境を超え、なんて聞いたことないもの。
 
・10年以上ぶりに実家に帰ったときのこと、見覚えのあるビニール製の手提げ袋を見つけた。恐る恐る中を見るとレンタルビデオ屋のCDが紙に書いてある返却予定日は、1993年2月10日だ。僕はまさにこの月から一人暮らしを初めているので、引っ越しのドサクサで忘れてしまったのだろう。震えが止まらない。延滞料はいくらだ?時効なのか?どうすればいいのか?
 
・僕が三遊亭楽太郎師匠の門を叩いたのは17歳の夏。そのとき師匠は36歳、今の僕と同年代の頃である。今、僕のところに17歳で高校も出ていない、体重120キロの薄汚い男がやってきたら……。ビートたけし氏も、36歳のときには既に大ブレイクしていた。タモリ氏も36歳ともなれば既に十分なブレイク振りを発揮。「笑っていいとも」の司会に抜擢されたのが37歳。世界の王貞治は36歳でベーブ・ルース超え、37歳で通算本塁打世界新記録更新。調べなければよかった。
 
・高校の同級生の江川辰徳くんは、珠算が得意な物静かな人だった。巨人ファンでもなかった。おそらく野球嫌いだったと思う。この名前で上手くなかったら、そうなるよな。また足立太郎くんは、その名前の通り足立区に住んでいた。区役所に何かしらの届け出を出す際に、受付の人に「この人、書き方の見本を見てそのまま『足立太郎』って書いちゃったのかしら」という反応をされるのだとか。いろんな苦労があるものだ。
 
「ああああ」「憧れの人」「汗だく」「アルバム」「裏事情」「SOS」「エレベーター」「おじいちゃん(田中角栄の色紙)」「お中元お歳暮」「学園祭」「カタログ」「カマキリ」「借りっぱなし」「嫌いな映画」「銀座」「緊急」「空腹の限界」「口裂け女」「現実逃避(ウンコ)を売る」「後楽園ホール」「孤独」「昆虫」「36歳」「サンドイッチ」「視聴率」「好きなアニメ」「倉庫」「ダイエット中(エビフライ食べて)」「種田山頭火」「超合金」「転校生」「長野県」「名前」「二軍」「ぬりかべ」「バッセン(バッティングセンター)」「方言」「ボンボン(永田雅一の孫)」「魔球」「昔ばなし」「無責任」「目ピリ鼻ツン」「勿体ない(有田哲平の弟)」「もう見られない(ドカベンの声)」「野生の王国」「痩せろ」「夕焼け(蝉のプレハブ小屋)」「流行語」「んかきそこねもの巻」など。

 

笑える!!!想像力、バツグンだね〜!このシリーズ、ずっと続けてほしいなあ。超オススメです。(・∀・)

 

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のはなしし

のはなしし

  • 作者:伊集院 光
  • 発売日: 2014/06/11
  • メディア: 単行本