「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「のはなし し」(伊集院光)

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のはなしし

のはなしし

  • 作者:伊集院 光
  • 発売日: 2014/06/11
  • メディア: 単行本
 

 おー!最新刊が出ていたのかー!♪ このシリーズ、笑っちゃうんだよねー!テレビよもラジオ、ラジオよりもエッセイの方がオモシロイかもしれないよ、伊集院光はっ!!!(・∀・)

 
絶対におもしろい伝説のエッセイ、待望の新刊完成!笑える話はもちろん、ちょっと泣ける話、あーわかる、わかる! って話など、どこから読んでも全然飽きない、バラエティ豊かなエッセイ集。爆笑!感動!鳥肌!伊集院ワールド満載の全91話」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・テレビのニュース番組を見ていたら「餃子戦争」なる特集が。アヘン戦争』みたいなもので、餃子がきっかけで起こった戦争でも有るのかい?と思って見ていると、何のことは無い。最近流行の外食産業の売り上げ競争物だった。そりゃそうだ。然る国の外務大臣が晩餐会の席で出された餃子を噛んだら、熱い汁が隣国の国王陛下の目にビュー!「無礼者!!」で、戦車隊が国境を超え、なんて聞いたことないもの。
 
・10年以上ぶりに実家に帰ったときのこと、見覚えのあるビニール製の手提げ袋を見つけた。恐る恐る中を見るとレンタルビデオ屋のCDが紙に書いてある返却予定日は、1993年2月10日だ。僕はまさにこの月から一人暮らしを初めているので、引っ越しのドサクサで忘れてしまったのだろう。震えが止まらない。延滞料はいくらだ?時効なのか?どうすればいいのか?
 
・僕が三遊亭楽太郎師匠の門を叩いたのは17歳の夏。そのとき師匠は36歳、今の僕と同年代の頃である。今、僕のところに17歳で高校も出ていない、体重120キロの薄汚い男がやってきたら……。ビートたけし氏も、36歳のときには既に大ブレイクしていた。タモリ氏も36歳ともなれば既に十分なブレイク振りを発揮。「笑っていいとも」の司会に抜擢されたのが37歳。世界の王貞治は36歳でベーブ・ルース超え、37歳で通算本塁打世界新記録更新。調べなければよかった。
 
・高校の同級生の江川辰徳くんは、珠算が得意な物静かな人だった。巨人ファンでもなかった。おそらく野球嫌いだったと思う。この名前で上手くなかったら、そうなるよな。また足立太郎くんは、その名前の通り足立区に住んでいた。区役所に何かしらの届け出を出す際に、受付の人に「この人、書き方の見本を見てそのまま『足立太郎』って書いちゃったのかしら」という反応をされるのだとか。いろんな苦労があるものだ。
 
「ああああ」「憧れの人」「汗だく」「アルバム」「裏事情」「SOS」「エレベーター」「おじいちゃん(田中角栄の色紙)」「お中元お歳暮」「学園祭」「カタログ」「カマキリ」「借りっぱなし」「嫌いな映画」「銀座」「緊急」「空腹の限界」「口裂け女」「現実逃避(ウンコ)を売る」「後楽園ホール」「孤独」「昆虫」「36歳」「サンドイッチ」「視聴率」「好きなアニメ」「倉庫」「ダイエット中(エビフライ食べて)」「種田山頭火」「超合金」「転校生」「長野県」「名前」「二軍」「ぬりかべ」「バッセン(バッティングセンター)」「方言」「ボンボン(永田雅一の孫)」「魔球」「昔ばなし」「無責任」「目ピリ鼻ツン」「勿体ない(有田哲平の弟)」「もう見られない(ドカベンの声)」「野生の王国」「痩せろ」「夕焼け(蝉のプレハブ小屋)」「流行語」「んかきそこねもの巻」など。

 

笑える!!!想像力、バツグンだね〜!このシリーズ、ずっと続けてほしいなあ。超オススメです。(・∀・)

 

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のはなしし

のはなしし

  • 作者:伊集院 光
  • 発売日: 2014/06/11
  • メディア: 単行本