本棚をふっと見ていたら目に入ったこの本。伝説のシンガー・ソングライター、稲葉喜美子。税の表記がないので、消費税導入前かあ。1984年、40年前かあ。
14年前にも取り上げたなあ。
Amazonの中古でも売っていない絶版。再読すると、やっぱりいい!!( ・∀・)イイ!!
気になった詩を紹介しましょう。
「公園にて」
どうせ忘れられてしまうと
想うのでしょうか
指きりを契(かわ)す
子供を見かけなくなりました
「被告 男」
あなたは「春」を盗みましたね
あなたが通り過ぎる度
爽やかな風が吹きます
ついふらふらと
従いて行きたくなります
甘く芽ぶいて萌えてしまいます。
動かぬ証拠は いくらでも……
動かぬ証拠は いくらでも……
……あなたを告訴します
……あなたを告訴します
原告 女
当時の新聞記事が挟んであった。いま、どうしているんだろうなあ。オススメです。(・∀・)