「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ニッポン若者論 よさこい、キャバクラ、地元志向」(三浦展)

f:id:lp6ac4:20220301211230j:plain

このブログでもたびたび紹介している三浦展さんの本、オモシロイんだよねー!切り口と分析が鋭いっ!またこの本も、興味深いよー!♪
 
「地元が好きで、よさこいを踊り、スピリチュアルを信じる「ジェネレーションZ」世代。バブルのさなかに生まれ、小学校入学時にはバブルが崩壊、その後の「失われた10年」とともに青春期を過ごした彼らの生態は、これまでの「戦後」の常識では捉えることができない。人気職業ベストテンにキャバクラ嬢がランクインしたことでマスコミを騒がせた話題の書『日本溶解論』を全面改訂。大幅に加筆し、ついに文庫化」そのエッセンスを紹介しよう。
 
「ジェネレーションZ調査2007」では女子全体の22.3%キャバクラ嬢になりたいしてみたいと答えているのだ。キャバクラ嬢は、単に夜の水商売の仕事というだけではない。ファッション、化粧、音楽などで時代をリードする存在になっている。いわば、バービー人形のように若い女性のライフスタイル全体のモデルになっているのである。
 
・もっと重要なのは、明らかに格差社会の広がり、雇用情勢の変化という中期的要因である。つまり女子(特に高卒以下の女子)がまともに正社員になれないという状況が、キャバクラ嬢になりたい女子を増やしているのだ。
 
現代社会は、学力の高い女性ほど容姿に自信があり、容姿に自信がある女性ほど学力が高いという傾向がある。男性も似た傾向があるし、私の過去の調査経験では、より年上の世代でも同様な傾向がでる。テレビに出てくる女子アナウンサーニュースキャスターはもちろん、政治家だって経営者だって美人が多いという時代である。つまり、キャリアウーマンのほうが容姿がいいとすら思えるほどなのだ。逆に言えば、容姿がよい方が軽税的にも社会的にも高い地位に就くチャンスが増えるということだ。
 
・いろいろと驚くべき結果があるが、その中でも特に驚いたのは、彼らが、前世、死後の生まれ変わり、奇跡を信じるなど、非合理主義的傾向が強いことである。「奇跡」を信じる女子高校生が36.7%、「人間には前世がある」が34.3%、「人間は死ぬと、いつかまた別の人間や生き物として生き返る」と信じる者も31.0%である。それに対して団塊世代は若い頃からずっとそういうものを信じない傾向が強く、奇跡を信じる人は今でも15%ほどだし、あの世、来世を信じる人も今でも5%程度しかいない。
 
どうして細木、美輪、江原らの人気があるのか。おそらくあなたは〜ですよ」「あなたはこうなるよ」と言われれば、人生に明確な目標ができて、努力ができると思うからであろう。

 

なんか分かるなー!若い人っていいなー!ほとんど行ったことがないけど「社会勉強のために」キャバクラ行ってみるかー!(笑)オススメです。(・∀・)

 

f:id:lp6ac4:20220301211230j:plain