「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「バカボンのパパと読む「老子」」(ドリアン助川)

 

二十歳くらいのときに、夢中になって読んだ、老子孔子よりも老子の方が好きだなあ。もちろん「仔牛」よりもね。(笑)

 

バカボンのパパと一緒に「老子」を読むのだ。あっ、わしと似ているのだ!!バカボンのパパ語訳」による老子本、待望の文庫化!」そのエッセンスを紹介しよう。

・五千余字の老子に何が書かれているのか。それはひとことで言えば「無為自然」の教えなのだ。人の知恵であれこれ考えて策を弄するのではなく、大いなる自然の摂理である「道=TAO」と息を合わせ、そこから生き方やあり方を見つめ直してみなさいと老子は言っているのだ。「今さら見つめ直せるかよ。俺は俺の人生だ」とうそぶくところだと思うのだ。
 
でも今の日本には問題が山積みなのだ。結果として、わしら一人一人がどう生きていけばいいのか、それが見えない時代になりつつあるとも言えるのだ。どっちを向いてどう歩いていくべきなのか。何を頼りにして何を切り捨てるべきなのか。個人の胸の中も難題でいっぱいのいっぱいなのだ。そこで老子なのだ。老子もまた、春秋戦国時代のむちゃくちゃな状況を通り抜けてきた人なのだ。しかし、決して、心までは翻弄されなかったのだ。バカのごとく腰が据わっていたのだ。それは、宇宙の仕組みとも言える「道=TAO」を体で感じ取り、それを生き方の手本としたからなのだ。さあ、老子が時を越えてあなたにささやくのだ。
 
「道=TAOは語れないのだ」「有るは無いから生まれるのだ」「知っている人はしゃべらないのだ」「バカに見えれば本望なのだ」「欠点がわかれば欠点がなくなるのだ」「オーラは内に秘めてこそ、なのだ」「天が決めることなのだ」「弱いのが強いのより強いのだ」「貸しても返せと言わないのだ」「もう一度素朴に生きるのだ」など。
 
読むと楽になるのだ。オススメなのだ。読むのだ。(^o^)♪