「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「悲しくも笑える 左利きの人々」(渡瀬けん)

ここ数十年、テレビを観て感じるのは、左手で食事をするシーンが増えたこと。昭和50年代くらいまではほとんどなかったと記憶している。いまから思うと矯正させられてたんだね〜!゚(・.・;)
 
さてこの本。
「実は左利きの人って、日常のいろんな場面でこんなに苦労を味わっているんだ!」と驚愕させられるエッセイな。左利きの読者のかたには、「あるある...」と涙ながらに共感できる内容が満載!左利きの人々への理解が深まる、画期的な一冊」そのエッセンスを紹介しよう。
 
急須って左手だと ものすごく 注ぎにくいんだよね。
 
・独身男も持っている。調理器具の定番、やかんよお前もなのか!
 
→ よーく見ないとわからないかもしれないが、やかんの注ぎ口は、少し左側に曲がっている。右手でやかんを持ったときに、お湯が注ぎやすくなるのである。やかんまでもが、右利き寄りに造られているなんて……。
 
・熱を測るとき、体温計をはさむのはどちらのわきの下?
 
→ 体温計は右手で持つときに、正しく読めるようにできているのだ。左手だと逆さまで読めない。致命傷ではないが、体温の確認が少し遅れるのが左利きなのである。
 
血圧は、右手と左手では違う数値が出るらしい。理由は心臓からの距離の違いである。心臓に近い分だけ、左腕の血圧が若干高い数値になるらしい。
 
・使うのに、何の支障もなりのだが、一言だけ言わせてくれ!
 
→ 「ペン」が右利き用に作られていることはあまり知られていない社名やブランド名などの文字は右手で持つと正しく読めるが、左手で持つと逆さまになるはずだ。つまりペンは右利き主体でデザインされていると言えるだろう。
 
・誰かと席に着くときは、いつも無意識に左はじを選ぶ。
 
・学校の授業で 左利き泣かせの筆頭は 習字の時間である。
 
・飲み物を置く位置は、なぜか右側になっている。
 
ギターが左で弾けることを知ったのは、右で覚えたあとだった

 

そうだったのかあ!知らず知らず苦労してたんだね。左利きの人への理解が深まるなー!オススメです。(・∀・)