「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「左 対 右 きき手大研究」(八田武志)


左対右きき手大研究 (DOJIN選書 18)


私は基本的に右ききである。ただし、缶切りを使うときと、食器を洗うときのスポンジを持つとき、細かい感覚を伴って何かを触るとは左手を使い、力を必要とするときは右手を使う。(・o・)


さて、この本、よく言われていることだが、左ききの人には天才が多い?スポーツ選手は左ききが有利?左ききは短命?左ききは怪我をしやすい?」は本当なのだろうか?
「なぜ右ききの人が多いの?きき手はいつ決まるの?そもそもきき手はどうやって決めるの?きき手と脳のはたらきに関連はある?きき手の矯正はよいことか?きき手は人間だけにある?」世に数多ある、きき手についての素朴な疑問や俗信を、さまざまな研究例を紹介しながら解きほぐす。そのエッセンスを紹介しよう。



ハンドボール選手のきき手と単純反応時間を検討したトルコの研究者の研究でも左ききは右ききよりも反応時間が速いので、ハンドボールでは左ききのほうが有利であると報告している。


・また、テニスやサッカーなど相手と同時に行うスポーツ競技者は、陸上競技のような単独で行う種類のスポーツ競技者より左ききが多いという指摘もある。これは、右きき人口が多いために、相手がある球技では右ききの球筋には熟練しているものの、左ききの選手の球筋には慣れておらず、そのためボールのコースに対応しにくいというような、左ききに戦略的な優位性を考えるものである。


野球で左打席に立つ方が打者として有利である理由には、イチローを例にあげるまでもなく一塁まで右打席に比べて一歩近いためにために、内野ゴロでもヒットになる確率が高いことがあげられよう。左投手はきき手の人口比からも希少であり。右打者が打撃練習できる機会が少ないのに比べて、左打者は大勢いる右打者を相手に打撃練習をする機会が多いことにも打撃成績を有利にする理由がありそうである。


・日本プロ野球ビッグスリー、400勝298敗、終身防御率2.34の金田正一、3085安打、終身打率.319の張本勲、868本塁打、終身打率.301の王貞治全員左投げ左打ちである。二割九分九厘以上の生涯打率を誇る選手となると王貞治張本勲若松勉イチロー松井秀喜谷沢健一と軒並み左打ちの選手となり、右打ちの打者では長嶋茂雄だけになってしまう。(注・ブーマー、落合博満内川聖一、レオン、中西太和田一浩、ラミレス、藤村富美男もいる)


へー!今度生まれ変わるときは、左利きで野球選手になりたいなー。オススメです。(・∀・)



左対右きき手大研究 (DOJIN選書 18)