「「郵便の父」といわれる前島密。その先進的な活躍は大きく郵政事業を越え、陸・海運、鉄道、新聞等々近代日本の礎を築いた。幕末から明治にかけて日本の近代化を担った逸材たちとの出会いを通して「天馬」前島の半生を描く」そのエッセンスを紹介しよう。
「郵便事業の基礎確立」「電気通信事業の推進」「 郵便為替並に郵便貯金の創業」「郵便局の設置」「 国内鉄道の建設(関西鉄道や北越鉄道など)」「海運事業の発展」 「商船学校の設立」「日本海員掖(えき)済会の創立( 海運従事者の生活安定をはかり、そその地位向上のための機関)」 「新聞の発刊(郵便報知新聞)」「国語並に文字の改革( 特に仮名の奨励)」「早稲田大学の創立並に整備」などである。
・大袈裟にいえば、前島密という天馬は「 日本の陸海空を自由に駆けめぐった」のである。 なぜこんな大袈裟な言い方をするかといえば、明治新政府は、「 藩閥政府」といわれた。特に“薩長土肥”と言われ、薩摩藩・ 長州藩・土佐藩・肥前佐賀藩の出身者が権力の中枢を占め、 三バン(地盤、看板、カバン(金))を持っていた。 ところが前島密は越後(新潟県)の出身だ。 コネがあったわけではなく、かれは自分の実力だけで思う存分に「 日本の近代化のための諸事業」を展開していった。それが“天馬” と呼ぶゆえんなのだ。
・かれはこれらの事業を行ううえで、 二つの基礎的な必要条件をきちんと踏まえているからである。
① 日本国内を徹底的に踏破したこと
② 対人関係において、かれほど多彩な人々と出会った人物はいない
いってみれば、「日本という“場”の把握」と同時に、 事業を行ううえで、 必要なjン物との出会いを完全にマスターしていたということであ る。
スゴイ実績だなー!♪ 明治維新のあの時代をナマで体験したかったなー!♪オススメです!