伊集院静の著作といえば『ノボさん』『ミチクサ先生』で夏目漱石と正岡子規の若い頃を描いた名作だったよね。『先生シリーズ』を続いて読んだのがこの本。なんだろう?『機関車先生』って!?不思議なネーミング。(・o・)
「瀬戸内にある小島・葉名島の全校生徒七人の小学校に、臨時の先生がやってくる。体が大きく、やさしいまなざしの先生は、幼少期の病気が原因で口がきけなかった。島の大人の心配をものともせず、子供たちは、実直な先生との心の触れ合いを通して、生涯忘れられない絆を深めていく。柴田錬三郎賞を受賞した涙と感動の名作」そのエッセンスを紹介しよう。
・「新しい先生は、口をきかんのじゃ」
修平が言った。
「口をきかんのか」
満がすっとんきょうな声で言った。
「うん、何を聞いても、こくりだけじゃ」
「口を…きかん先生」
「キカンシャセンセイ」!!!
「機関車先生か」
「そうじゃの。身体もおおきいし、力持ちみたいじゃし、 ぴったりじゃ。その通りじゃ。新しい先生は、機関車先生じゃ」
「かしの木とイブン」のエピソードは、いいなあ!このやり方というか、プレゼンはいろいろなところで活用できるなあ!オススメです!(・∀・)