歳を重ねるたびに歴史が好きになっていくよね。自分が歴史を兼ねているかいるからなのだろうか。(・∀・)♪
さあて、全作品読破を狙っている白駒妃登美さんの本。同級生なんだよね。
「吉田松陰、高杉晋作、黒田官兵衛、正岡子規――歴史上の英雄や偉人たちは、悩み、傷つき、打ちひしがれた時、運命とどう対峙したのか?日本人に受け継がれる精神に触れれば、強く生きる力が湧いてくる」そのエッセンスを紹介しよう。
「投獄による人生最大の危機。しかし人生はそこで開けた 吉田松陰」
かくすれば、かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂
(こうすればこうなる、ということは分かっている。だが、 それでもやらねばならぬ時がある。このやむにやまれぬ思いが、 大和魂というものなのだ)
・「もし獄から出られたら、 その時できる最高のことをすればいい、 しかし今は獄から出られる見込みがない。それなら、 獄の中でできる精一杯のことをするまでだ」。松蔭は、 諦めもせず、執着もせず、ただ自分に与えられた環境を受け入れ、 そこでできる精一杯のことをしようとしたのです。
・松蔭は、人の優れたところを見つける天才でした。書、 俳諧など、囚人たちの得意分野を見つけては、その人を「先生」 と呼び、教えを請いました。やがて野山獄の囚人たちは、 持ち回りで講師役を務め、勉強会を立ち上げたのです。 この勉強会では、松陰自身も『孟子』や『論語』を講義しました。 その講義があまりに素晴らしいので、聞いている囚人たちは、 みな正座して目に涙したそうです。 そしてふと牢の外に目を向けると、 なんと野山獄の責任者や牢の番人たちまで、 涙を浮かべて松陰の講義に聞き入っているではありませんか! この時期、松陰は「 もしこのまま自分が獄中に居続けるのであれば、必ず獄中から一、 二の豪傑を出してみせるであろう」と、言い切っています。
その他
「世界中の女性に真珠を。未来を育んだ純粋なる思い 御木本幸吉」
「国家事業をその一身に。台湾に人生を捧げた技師 八田與一」
「心に棲む“天敵”に克つ。すべてを失った医師の希望 永井隆」
「どんな“いま”でも平然と。新時代を切り開いた覚悟 正岡子規」
「選んだ道を超然と往く。最後の武士の名誉なき人生 山岡鉄舟」
「国を背負うがゆえの孤独。模索を続けた幕末の名君 島津斉彬」
知らないエピソードばかりだなあ。御木本幸吉のハナシは特にスゴイなあ!これからも逆境が来るのだろうか!?逃げたいなあ。(笑)オススメです。(・∀・)