「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「感動する!日本史 日本人は逆境をどう生きたか」(白駒妃登美)

歳を重ねるたびに歴史が好きになっていくよね。自分が歴史を兼ねているかいるからなのだろうか。(・∀・)♪

 

さあて、全作品読破を狙っている白駒妃登美さんの本。同級生なんだよね。

吉田松陰高杉晋作黒田官兵衛正岡子規――歴史上の英雄や偉人たちは、悩み、傷つき、打ちひしがれた時、運命とどう対峙したのか?日本人に受け継がれる精神に触れれば、強く生きる力が湧いてくる」そのエッセンスを紹介しよう。


「投獄による人生最大の危機。しかし人生はそこで開けた 吉田松陰

 
 
かくすれば、かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂
 
(こうすればこうなる、ということは分かっている。だが、それでもやらねばならぬ時がある。このやむにやまれぬ思いが、大和魂というものなのだ)
 
「もし獄から出られたら、その時できる最高のことをすればいい、しかし今は獄から出られる見込みがない。それなら、獄の中でできる精一杯のことをするまでだ」。松蔭は、諦めもせず、執着もせず、ただ自分に与えられた環境を受け入れ、そこでできる精一杯のことをしようとしたのです。
 
松蔭は、人の優れたところを見つける天才でした。書、俳諧など、囚人たちの得意分野を見つけては、その人を「先生」と呼び、教えを請いました。やがて野山獄の囚人たちは、持ち回りで講師役を務め、勉強会を立ち上げたのです。この勉強会では、松陰自身も『孟子』や『論語』を講義しました。その講義があまりに素晴らしいので、聞いている囚人たちは、みな正座して目に涙したそうです。そしてふと牢の外に目を向けると、なんと野山獄の責任者や牢の番人たちまで、涙を浮かべて松陰の講義に聞き入っているではありませんか!この時期、松陰はもしこのまま自分が獄中に居続けるのであれば、必ず獄中から一、二の豪傑を出してみせるであろう」と、言い切っています。
 
その他
 
「荒れ果てた米沢藩の再興。改革に必要な指導者の心得 上杉鷹山
「世界中の女性に真珠を。未来を育んだ純粋なる思い 御木本幸吉」
「非常時を物ともしない強さ。日本一小さな銀行の奇跡 岡野喜太郎スルガ銀行)」
「国家事業をその一身に。台湾に人生を捧げた技師 八田與一
「心に棲む“天敵”に克つ。すべてを失った医師の希望 永井隆
「どんな“いま”でも平然と。新時代を切り開いた覚悟 正岡子規
「志は師より受け継いで。絶体絶命での功山寺挙兵 高杉晋作
鹿鳴館のヒロインは人生の流れに抗わず 大山捨松
「選んだ道を超然と往く。最後の武士の名誉なき人生 山岡鉄舟
「国を背負うがゆえの孤独。模索を続けた幕末の名君 島津斉彬
「盲目を嘆かず、懸命。使命に生きた不屈の国学者 塙保己一
 
知らないエピソードばかりだなあ。御木本幸吉のハナシは特にスゴイなあ!これからも逆境が来るのだろうか!?逃げたいなあ。(笑)オススメです。(・∀・)