「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「オヤジ国憲法でいこう!」(しりあがり寿+祖父江慎)

昔、小学館が出した日本国憲法がベストセラーになったよね!しかし、我々はオヤジだっ!!!「オヤジ国憲法があるのだっ!!!


「いまどきのヤングよ。キミたちのモンモンとする日常を迎え撃つ、アナーキーな人生のルールを伝えよう。オヤジ叫びを心して聴け」そのエッセンスを紹介しよう。


・オヤジ国憲法前文
 
オヤジは最高である。「将来はなにになりたい?」とたずねられたら、ヤングは「野球選手になりたい」というのではなく「オヤジになりたい」と答えるべきである。オヤジとは、世界的、いや、宇宙的スケールで「なんでもあり」な存在である。クサくていい。矛盾したことを言ってもあれはもう、しょうがない」と最初から期待されてないから楽だ。説教をしながら、プープーおならをしたり、ポリポリお尻を掻いたりしても、もはや、ひとから咎められることはない。
 
オヤジは、底抜けに自由である。オヤジとしては、ヤングの悩みや混乱に、宇宙のルールを従えて対峙する。すなわち、ここに5条15項の「オヤジ国憲法を発布し、もってヤングに対して「若いって、ダメじゃん!」と高らかに宣言するものとする。
 
 
・第一条 個性ハ必要ナシ
 
「個性」とは、鼻毛と同じく、自らのばすものではない。同様に「自分」も、探すものではない。むしろ忘れたり、無くしたりするものである。ヤングにおいては「個性」「自分」とは旅に出てまでも探したくなるものであるが、オヤジ国はもとより、日本国においても「個人」「個性」でいわれる「個」という考えが生まれたのはたかだかこの百年ちょっとであることの意味を、謹んでかみしめてみるのがこの章の目標である。
 
 
・第二条 友達ハ大切ナモノニアラズ
 
寂しさをまぎらわための友達は、永久にこれを保有しない。友達」とは、オヤジ国においては、人間関係を束縛し、いたずらにひとをして不安に陥らせ、寂しさという罠により、人間としての独立独歩の精神をスポイルするものである。ここにおいて、思春期における友達の意味を考察し、もって健全なフレンドシップをヤングに伝えるものとする。ヤングよ。学校時代の友達は、そもそもの成立が、不自然なものなのである。
 
 
・第三条 恋愛ハロクナモノデナシ
 
ひとは「恋愛」という常に異なる精神状態に陥ることにおいて、メロメロになったり、理性を捨ててしまったり、宿題をやるのを忘れてしまったりする。まことに、恋愛とはロクでもないものでもあるが、心を奪われるひとやモノに出会い、自らの存在を忘れるほど「うっとり」としてふりまわされてしまうことは、オヤジ国憲法において、これを大いに保障する。
 
 
いいなあ!楽しいなあ!昔が懐かしい、子どもに戻りたいっていうヒトいるけど、まったくそう思わないよね!大人ってサイコーだね。オススメです。(⌒▽⌒)