- 作者: 三推社出版部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/14
- メディア: 単行本
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中でも、いちばん響いた森永卓郎さんのエッセイを紹介しよう。
【森永卓郎 何でもいい 数が増えればコレクションと呼べる 2万台のミニカーはその集大成】
・ミニカーというのは経済の縮図だと思います。簡単そうだが、ものすごく手がかかる。金型から抜いて、バリを取って、磨き上げて、下塗装して、仕上げ塗装して、焼き付けをして、組み立てて…。気の遠くなるような作業の積み重ねです。だから、技術力が高いと同時に人件費が安いという相矛盾する用件を兼ね備えた国でしか作れないのです。
ミニカーというのは実車の個性と、ミニカー化する個性が一体になったものです。子供のおもちゃですから安全基準があって、尖っているものや危険なものは作れません。そういう制約の中で、いかに省略するかというのがメーカーの個性になるわけです。だから、製造する国によって個性が出ます。イタリア製はラテンだし、ドイツ製はくそ真面目というように、国民性が出るし、時代が見えるし、国情もよくわかるのが面白い。
・海外に行くとミニカーをいっぱい買い込むので、毎回スーツケースを買って、それに入れて持ち帰ります。今までの経験から、稀少な物で欲しい物が出たら買うことにしています。後悔しても始まりませんから。
その他、日本初カミソリ専門店、「KAMISORI CLUB」、「秋葉原ガチャポン会館」、旧日本軍軍装品「森商会」、有名人直筆サイン「オートグラフインターナショナル」、ライダーカード「えむぱい屋」、砂時計「東京硝子工芸」、…など。ここまでマニアックな店がこれほどあるとは思わなかった!おススメです。(^O^)