「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「最速で身につく日本史 「24のキーワード」でまるわかり!」(角田陽一郎)

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年齢を重ねるたびに歴史をあらためて学びたくなるよね。学生の頃は、そうでもなかったけど。そういえば、一応、ワタシは世界史クラスだったなあ。(・∀・)
 
そーそー!こんな歴史の本が読みたかった!「日本史の入門書として最適!古代から現代まで、学びやすいテーマを全項目に設定。ただ時代を追うだけではわからない、歴史のリアルな姿を学べる本」そのエッセンスを紹介しよう。
 
歴史を考える上で「水」に思いをはせることは、とても大事なことです。それは飲水のためというだけでなく、食料生産、定住のための治水と灌漑、さらに移動や交易や戦争など、あらゆる事象が「水」に関連しているからです。特に日本史では、この水がとても重要です。なぜなら日本は、四方をぐるっと水に囲まれた島国だからです。この島国であるがゆえに優位性は、日本史の根幹をなしています。なにせ日本の本土を侵略できたのは、鎌倉時代元寇と太平洋戦争のアメリカしかないのですから。
 
農業革命によって、世界に二つの概念が生まれました。一つは国(国家)です。農業が行われるようになったことで、人類は狩猟のための移動をやめて一つの土地に定住するようになり、土地が価値を持ち始めたのです。そして、その土地に人が集まるようになり、国という概念が生まれました。もう一つは、国民を束ねる上で規範となる「宗教」と「思想」です。政治の基礎に宗教を置き。さらに同じ思想によって国民大衆を動かしていったのです。そして、この宗教や思想を根拠にして、戦争が始まりました。いわゆる国盗り合戦が世界で繰り広げられていったわけです。日本も例外ではありません。そして、日本はアジアモンスーン地域で水稲農業をメインに行う民族になったという弥生時代の変化が、日本民族にとって最大の特色日本文明』の礎になります。
 
その他、「信長や龍馬は縄文時代の存在を知らなかった?」「集落の治水・灌漑工事を統べる者として、首長(王)が誕生した」「政治とは占いや“おまつり”をすること」「宗教は、あらゆる文化の中で最も浸透力が強い」「十七条の憲法は、法律の規範というより宗教的な教えだった」「漢字の導入は政治・経済の活動を加速させた」「江戸幕府が長く続いたのは、家康がすぐに将軍を辞めたから」「「コレラパンデミックは戦争を超える被害をもたらした」「戦争特需にわく大正の日本でサラリーマンが誕生した」「「石油は30年で枯渇する」から30年以上たって思うこと」など。

 

これが教科書だったら良いのに!歴史の全体像がわかる本。オススメです。(・∀・)

 

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