年齢を重ねるたびに歴史をあらためて学びたくなるよね。学生の頃は、そうでもなかったけど。そういえば、一応、ワタシは世界史クラスだったなあ。(・∀・)
そーそー!こんな歴史の本が読みたかった!「日本史の入門書として最適!古代から現代まで、学びやすいテーマを全項目に設定。ただ時代を追うだけではわからない、歴史のリアルな姿を学べる本」そのエッセンスを紹介しよう。
・歴史を考える上で「水」に思いをはせることは、 とても大事なことです。それは飲水のためというだけでなく、 食料生産、定住のための治水と灌漑、 さらに移動や交易や戦争など、あらゆる事象が「水」 に関連しているからです。特に日本史では、 この水がとても重要です。なぜなら日本は、 四方をぐるっと水に囲まれた島国だからです。 この島国であるがゆえに優位性は、日本史の根幹をなしています。 なにせ日本の本土を侵略できたのは、 鎌倉時代の元寇と太平洋戦争のアメリカしかないのですから。
・農業革命によって、世界に二つの概念が生まれました。 一つは国(国家)です。農業が行われるようになったことで、 人類は狩猟のための移動をやめて一つの土地に定住するようになり 、土地が価値を持ち始めたのです。そして、 その土地に人が集まるようになり、国という概念が生まれました。 もう一つは、国民を束ねる上で規範となる「宗教」と「思想」 です。政治の基礎に宗教を置き。 さらに同じ思想によって国民大衆を動かしていったのです。 そして、この宗教や思想を根拠にして、戦争が始まりました。 いわゆる国盗り合戦が世界で繰り広げられていったわけです。 日本も例外ではありません。そして、 日本はアジアモンスーン地域で水稲農業をメインに行う民族になっ たという弥生時代の変化が、日本民族にとって最大の特色『 日本文明』の礎になります。
これが教科書だったら良いのに!歴史の全体像がわかる本。オススメです。(・∀・)