「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人!3 日本はなぜ戦ったのか」(小名木善行)

毎年、今年読んだ本のベスト10をまとめているのだけど、この小名木善行さんの「ねずさん」シリーズは間違いなくベスト10入りだね。その第三弾!

元寇から大東亜戦争までの主な戦いを検証し、「和」を貴ぶ日本人がなぜ戦ったのか、どうして戦わなければならなかったのかを検証するとともに、日本精神とは何かについて考察する」そのエッセンスを紹介しよう。


日本では地域ごと皆殺しにするような戦は、まるで起きていません。そもそも縄文時代には、対人用の武器さえもなかったのです。日本列島は稔り豊かです。ですから人々は殺し合うよりも、互いに協力しあって、食べ物を得て仲良く暮らす術を見出しました。その日本人が、どうして戦ったのでしょう?それを知るには、日本における戦いの歴史を振り返ってみるのが一番です。


・話し合っても解決しない…でも戦争はしたくない…それでは問題はなくなりません。では、どうしますか?


おそらく日本人は、誰も答えられません。なぜなら日本には、そもそも戦って相手を服従させるという文化がないからです。つまり我慢するのです。


(諸外国)問題が起きる→話し合う→戦う(争う)


(日本人)問題が起きる→我慢する→謝罪する


どうして日本人が、そのような行動をとるかといえば、答えは簡単です。日本人は、どこまでも「和」を大切にしようとするからです。聖徳太子がいまから1400年も前に書いた「十七条憲法の第一条に書かれた「和をもって貴しとなし」を、この国際化された二十一世紀になってもなお、きちんと守り続けているのです。


その他、元寇 ねらわれた黄金の国(ジパング文永の役弘安の役」「湊川の戦い 楠木正成七生報国」「福井水路 武士の生き様」「日清戦争 朝鮮ハ独立ノ一国ナリ」「義和団事件 大陸進出の理由」「日露戦争 久松五勇士の戦い」「日韓併合 「対等」を理解し得ない人々」「大東亜戦争 戦わざれば亡国、戦うも亡国(永野修身山本五十六)」「大東亜戦争 勇気とやさしさ「パラオペリリュー島の戦い」」など。

時折、目がウルウルしてきてしまった…。(;_;) 名著です。日本人なら必読!超オススメです。(・∀・)