「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「図説 飛行術入門」(織田信生)

いや〜〜なんじゃこりゃ!!!今年読んだ本の中でも奇書中の奇書だね〜!だって人間が空を飛ぶ方法がイロイロと書かれているのだよ!♪ 江戸時代の本のような旧字体で書いてあるのが、またアヤシイし、妙に信憑性がある。入門書と書いてあるけど絵本だね。フィクションだね!そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
・序◯古来より空中遊泳こそ我々の希求為る処であるが其の基本とする処は先ず右脚を一歩空中に踏み出し続いて左脚を踏み出す事なり。
 
・実技編◯其の一 身体を持ち上げる事に因って飛ぶ方法
 
日頃より能く鍛錬し腕力を小床為可し◯徒に食する事無く以つて体重を減ずる可し◯然る後に気合諸共一気呵成に身体を持ち上げる可し◯成功したからとて決して気を抜く可からず◯抜けば墜落地面は固い
 
・◯其の二 団扇を使って飛ぶ方法
 
此の方法は手付脚付が大事と知る可し◯頭口手脚夫れ夫れの団扇をパタパタする◯笛太鼓に合わせ舞うが如く行う可し◯決して周章てず騒がず蝶の如く飛ぶ可し◯祭或は宴会の余興に最適なり
 
◯其の九 紙飛行機で以つて飛ぶ方法
 
丈夫な紙で折り目の正確な大きな紙飛行機を作りなさい◯風向きを調べ風上に向かつて飛ぶ◯崖から飛び降りるもよし◯鳶等に注意し決してからかう可からず◯電線及び突風に用心◯脇見為るは事故の元なり
 
 
終◯以上各技法を宜しく習得され各人各様に応用すれば我々は常に天高くに在つた我々の未来をも其の手中に収める事が可能なる可し
 
 
「帽子を使つて飛ぶ方法」「木の葉を使つて飛ぶ方法」「風呂敷を使つて飛ぶ方法」「蝙蝠傘を使つて飛ぶ方法」「竹蜻蛉を使つて飛ぶ方法」「鳥に為る事に因つて飛ぶ方法」「煙を使つて飛ぶ方法」「息を吐く事に因つて飛ぶ方法」など。
 
 
子どもの頃は、誰でもカサを使って空を飛びたいと思ったよね。それが実現しちゃうよー!オススメです。(・∀・)