この本は驚いたなあ!いまでもこういう暮らしをしている人々がいるのがスゴイ!!!
「アメリカで近代文明に背を向けながら生きるキリスト教の小会派「アーミッシュ」。自動車はおろか、テレビなど電化製品を持たない独特のライフスタイルを、なぜ今日まで守りつづけるのか、数多くの興味ある謎に迫る」そのエッセンスを紹介しよう。
・アーミッシュは、ヨーロッパの母国では消えてしまったが、 二十世紀の今日、北アメリカの地で栄えている。今世紀初頭、 わずか5000人の集団は、今日、 大人と子供をあわせて12万5000人以上を数えている。 毎日の暮らしの多くの場面で、彼らは、電気や自動車、 そして高等教育も排除するという伝統に固執してきた。だが、 近代化に直面しながら、彼らは生き抜き、 そして本当に栄えている。皮肉にも彼らの成長は、 工業化の進展と軸を一にしてきたといえる。どのようにして、 このような伝統的な人々が、 現代社会の真っ只中で繁栄することができるのだろうか。彼らは、 生き残るために、二つの尖鋭な戦略を用いている。 文化的抵抗と文化的妥協である。
・アーミッシュはラジオ、テレビ、 その他のマスメディアを拒絶しているので、 非宗教的価値の脅威から守られている。アーミッシュの学校は、 彼らの伝統的な知恵や思考を若者に浸透させる。学校はまた、 若者が同世代の若者から悪い感化を受けるのを防いでいる。
・子供たちは小さな時から、利己的な意志を「あきらめる」 よう教えられる。
「なぜ、信仰心のあつい人々が、 宗教的シンボルや教会の建物を拒絶するのか」「なぜ、 穏やかで心やさしい人々が、従わないメンバーをシャニング( 破門)するのか?」「なぜ、自動車の所有は許されないのに、 使用することはかまわないのか?」「なぜ、 ある乗り物は受け入れられて、他のものは禁止されているのか?」 「なぜ、アーミッシュの家では、電話が禁止されているのか?」「 なぜ、ある種の電気は許されるのに、 他のものは使用できないのか?」「電気を使わないで、 どうやって近代的な機械を動かしているのか?」「なぜ、 容認される職業と、タブー視されるものとがあるのか?」「なぜ、 アーミッシュは、弁護士、医者、 歯医者といった専門職のサービスを利用するのに、 高等教育には反対するのか?」「なぜ、アーミッシュの若者は、 十代に反抗するのか?」「アーミッシュは、 アメリカ人の生活にたかっているのか?」「アーミッシュは、 現代世界から離れているのか、それとも進んでいるのか?」
ビックリだねえ……でもこれが本当の幸せなのかもね!♪超オススメです。(^o^)