「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「アーミッシュの謎 宗教・社会・生活」(ドナルド・B・クレイビル)

この本は驚いたなあ!いまでもこういう暮らしをしている人々がいるのがスゴイ!!!
 
アメリカで近代文明に背を向けながら生きるキリスト教の小会派アーミッシュ自動車はおろか、テレビなど電化製品を持たない独特のライフスタイルを、なぜ今日まで守りつづけるのか、数多くの興味ある謎に迫る」そのエッセンスを紹介しよう。
 
アーミッシュは、ヨーロッパの母国では消えてしまったが、二十世紀の今日、アメリカの地で栄えている。今世紀初頭、わずか5000人の集団は、今日、大人と子供をあわせて12万5000人以上を数えている。毎日の暮らしの多くの場面で、彼らは、電気や自動車、そして高等教育も排除するという伝統に固執してきた。だが、近代化に直面しながら、彼らは生き抜き、そして本当に栄えている。皮肉にも彼らの成長は、工業化の進展と軸を一にしてきたといえる。どのようにして、このような伝統的な人々が、現代社会の真っ只中で繁栄することができるのだろうか。彼らは、生き残るために、二つの尖鋭な戦略を用いている。文化的抵抗文化的妥協である。
 
アーミッシュはラジオ、テレビ、その他のマスメディアを拒絶しているので、非宗教的価値の脅威から守られている。アーミッシュの学校は、彼らの伝統的な知恵や思考を若者に浸透させる。学校はまた、若者が同世代の若者から悪い感化を受けるのを防いでいる。
 
アーミッシュは、象徴的にも社会的にも一般の世界から分離された状態を保ち続けている。彼らの言語、ユニークな衣服、馬とバギーによる交通、そしてランタンは、われわれから彼らを分離している。
 
・子供たちは小さな時から、利己的な意志を「あきらめる」よう教えられる。
 
「なぜ、信仰心のあつい人々が、宗教的シンボルや教会の建物を拒絶するのか」「なぜ、穏やかで心やさしい人々が、従わないメンバーをシャニング(破門)するのか?」「なぜ、自動車の所有は許されないのに、使用することはかまわないのか?」「なぜ、ある乗り物は受け入れられて、他のものは禁止されているのか?」「なぜ、アーミッシュの家では、電話が禁止されているのか?」「なぜ、ある種の電気は許されるのに、他のものは使用できないのか?」「電気を使わないで、どうやって近代的な機械を動かしているのか?」「なぜ、容認される職業と、タブー視されるものとがあるのか?」「なぜ、アーミッシュは、弁護士、医者、歯医者といった専門職のサービスを利用するのに、高等教育には反対するのか?」「なぜ、アーミッシュの若者は、十代に反抗するのか?」「アーミッシュは、アメリカ人の生活にたかっているのか?」「アーミッシュは、現代世界から離れているのか、それとも進んでいるのか?

 

ビックリだねえ……でもこれが本当の幸せなのかもね!♪超オススメです。(^o^)