「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「日本の単身赴任」(重松清)

明けましてお芽出度うございます。今年もよろしくお願い申し上げます!♪

このブログも、あっという間に17年目、5800回を超えました。いつもお読みいただきありがとうございます!♪ これからも「一日一冊一感動」をテーマに、ユニークでオモシロくて役立つ本のエッセンスとツボとコツを紹介していきます!

 

さて、2023年の一冊目!

 

「転勤族の息子だったシゲマツが、北海道から上海、南極まで、単身赴任の仲間20人をルポルタージュ「単身赴任について考えることは、そのひとにとっての幸せのかたちを探ること」と言う著者が、彼らを訪ね歩いた結果、見えてきた「仕事」と「家族」と「自分」の新しい関係とは?」そのエッセンスを紹介しよう。

 

田辺製薬が1999年に発表した『単身赴任ビジネスマンの健康観調査報告』に面白いデータがある、東京と大阪の企業に勤務する単身赴任者400人を対象に「単身赴任生活を漢字一文字であらわしてください」の上位回答。

 

「忍」(49件)
「苦」(31件)
「楽」(29件)
「明」(19件)
「暗」(16件)
「耐」(11件)
「独」「寂」(各9件)

 

「単身赴任」に相当する言葉は、英語にはない。見出し後八万を擁する『新和英大辞典』(研究者)にさえ、「単身赴任」は載っていないのだ。

 

・「洗濯なんて、いままでしたことがなかったんですよ。できるかどうか心配だったんですが、全自動洗濯機って、ほんとに簡単なんですね。『女房のヤツ、いままでこんなに楽をしてたのか!』と腹が立ったりして」

 

・「どうせ単身赴任するなら、思いっきり楽しもう。明るくやろう、と決めたんです」

 

・「ただ、家に帰っても自分の居場所がなくなったような感じがするんですよ。いまはこっちのアパートのほうが居心地がいいんです」

 

・「単身赴任者にとって、土日をどう過ごすかということは大問題なんです。仕事は休みだし、呑みに行くとしても休みのところが多いから、“一人=孤独”ということを強制的に意識させられるわけですよ。でも、共和国に入っていれば、土日に行事に参加できますし、行事がないときでもメンバーと連絡を取り合って呑んだりすることができますからね」

 

さあ、今年は、福岡にずっといるのか?横浜に帰れるのか?はたまた他の地方都市に行くのか!?楽しみです。今年もよろしくお願い申し上げます!♪