「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ブラック・ジャック「89.5%」の苦悩」(豊福きこう)

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豊福きこうさんのこの本、いいなあ。ハマるなあ!世代が同じだからドンピシャ!でオモシロイんだよねー!当時の少年チャンピオンは毎週楽しみだったよね。だって手塚治虫センセイのブラック・ジャックがあったもん。(・∀・)

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「前作水原勇気0勝3敗11s』の成功に驕れることなく、謙虚で真撃な調査・取材姿勢を貴き、本誌を完成させた。とくに今回は「命」や「人権」に関わる重いデータが多かっただけに、データの精度のみならず構成や表現にも細心の注意を払い、決して自ら妥協を許すことはなかった。その執拗なまでのこだわりとスタンスは、単に「マンガ」という一ジャンルのファンもしくは評論家の域を超えて、すでにして「表現者」のそれである」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
「鬼形クンを葬ったのは誰だ!ー『恐怖新聞』」
 
 
もし、鬼形礼が中学一年の初めから恐怖新聞を読まされ始めたとしよう。平均寿命75歳とすると、
12歳の場合→75歳ー12歳=63歳(年)
これを恐怖新聞一部当たりの購読料、寿命短縮100日で割ると、229.95日
つまり、丸一年読まされることはないことになる。月にして七ヶ月と20日
つまり、恐怖新聞」の一年契約というのは、原則として不可能なわけだ。
 

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・鬼形礼の本棚に並べられた本。『日本百年の記録』『動物家族』『時刻表7』『実存とは何か』『太陽1』『太陽2』『国語辞典』『天皇の決断』『マルクス資(本論?)』『ニーチ(ェ?)』などのカタイ本に混じって、意外や意外、「ゴング」「キックボクシング」「ゴング8」の三冊が並べられているのである。これをどう考えるか。
鬼形少年が格闘技に興味を持っていたというのは確かで、強い肉体への憧憬はあったにちがいない。
 
 
「“二十年目の正夢”を検証するー『アストロ球団』」
 
 
・球一のプロフィールに「剛速球は球速0.25秒といわれるがさだかではない」という記述がある。これを現在のスピードガン流にいうと「266Kkm/h」たしかにこれでは「さだかではないだろう」球一の球速の脅威もさることながら、その肩への負担を考えれば、そちらのほうが本当に驚異的であると思う。
 

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「“生きることの達人”に乾杯ー『魔太郎がくる!!』」「沈黙の名医の存在証明ー『ブラック・ジャック』」「超甲子園ー私のフィールド・オブ・ドリームス」など。
 
いいなあ。全巻読み返したくなったなあ。超オススメです。(・∀・)

 

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