・テレビのスポーツ番組にマンガ家の水島新司が出演したときのころ、キャスターが「史上最強の打者は誰でしょうかね」 と質問をした。すると水島新司、間髪を入れず答えた。「やっぱ山田でしょう」 「山田?」「山田太郎。ドカベンです。なにしろ山田は7割5分ですからね。彼を抑えられる投手はいないですよ」
打率7割5分。その数字が何を意味し、どれだけの重みを持ち、どれほどリアリティを持ちうるものなのか、そのときはわからなかった。しかし山田の打率を知りたいと思った。マンガで描かれた山田太郎の全打席を網羅して集計し、打率を計算してみたいと思ったのだ。
・力石はウェルター級、ジョーはバンタム級。両者は六階級の差があるのだ。両クラスの体重のリミットで身長差を出してみると、ウェルター級は174.0センチ、バンタム級は159.5センチ。その身長差はなんと14.5センチ。となると、そのリーチの差はいかんともしがたいのではないのか。
・「星飛雄馬と番場蛮、あなたはどちらが好きですか」 人間的にどちらを評価できるかということだ。私は番場蛮だ。あの天衣無縫で豪放磊落(ごうほうらいらく)な性格に非常な魅力と親しみを感じる。実際番場は、ファンはもとよりあの長嶋茂雄からも「蛮ちゃん」 と呼ばれかわいがられている。王貞治からも同様である。星はONから呼び捨て。ここで私は思うかべるのが、江川卓と西本聖。
いいねえ。こういうの大好きだなあ。マジメにマンガを語るっていいなあ。オススメです。(・∀・)