「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「プロ野球の誕生」(中西満貴典)

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3月だね。球春到来だね。梅と桜とオープン戦の話題が出るとワクワクするよね〜!今年でプロ野球誕生から88年。何でもメイキングストーリーは興味を引くものだね。
 
さあ、この本は、日本「プロ野球」創生物語昭和10年、11年の野球界とそれをとりまく背景……球団が続々と結成され、「日本職業野球連盟」が発足、最初のリーグ戦が行われていた時代。それは「迫りくる戦時体制」によって「野球」自体が後景に退きかねない時代。ロシアのウクライナの侵攻の中、きっとこんな中でプロ野球た誕生したのかあ〜!と感慨深い。そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
本書の話は昭和十年からはじまって基本的に時間軸にしたがってすすみ、職業野球の公式戦が本格的に開始される昭和十一年四月末でもって終わるーわが国の職業や球団の勃興期をえがく。
 
・第一章  東京巨人軍が第一次米国遠征(十年2月〜7月)を終えてからの話である。唯一の職業野球団である巨人軍は帰国後、各地の社会人チーム相手において、新たに職業野球団の結成にむけてのうごきが活発になってくる。そして、二番目のプロチーム、大阪野球倶楽部(大阪タイガースが誕生する(十年12月10日)
 
・第二章(職業野球続々と誕生)は、昭和11年初頭、職業野球チームがたてつづけてに生まれる時期を中心にえがく。 新年早々わずか一ヶ月半のあいだに五球団が誕生した。七つの職業野球団が揃いリーグ戦を展開するだけの格好がととのった。一月下旬、海軍軍縮会議は決裂し、日本の全権団はついに退席。
 
・第三章(待ち遠しい球春)は、昭和11年2月から4月までの話。各チームが、それぞれ切磋琢磨して公式戦にむけて戦略を充実させていく。ところが、厳寒の帝都の早暁、二・二六事件が勃発した。この事件を契機に陸軍の政治への関与はさらに強まっていく。不穏な情勢のなかをぬうように職業野球界でのうごきが活発になっていく。
 
東京巨人軍、東京鉄道局にまさかの連敗」「時代の背景 双葉山関69連勝のはじまり」「全国各地で暴風雨被害」「時代の情景 阿部定事件」「プロ専用球場へのうごき 新球場、小石川砲兵工廠(こうしょう)跡に設置へ」など。

 

ホントに野球が、スポーツが出来るって平和のおかげだよね。かみしめて読みたい本。野球ファン必読っ!オススメです。(・∀・)

 

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