「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「本日球診 わが西鉄ライオンズ」(山田衛)

福岡にいて、かつての野武士軍団、西鉄ライオンズの勇姿に思いを馳せている。昔、水島新司野球狂の詩でこのタイトル『本日球診』ってなかったっけ!?(・。・)

ワタシが生まれた昭和39年に福岡のフクニチスポーツに連載された地元のお医者さんのエッセイ集。そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
・(中西太フクニチスポーツに、九大医学部産婦人科の先生が、面白い随筆を書いているということが、ベンチで話題になっていた。私は、毎朝、起きると、スポーツ紙に目を通すのだが、2月1日のキャンプイン、オープン戦、そしてシーズン開幕から終了まで、福岡には半分しか居ない。したがって、遠征先では福岡のスポーツ新聞はお目にかかれない。当時は、お医者さんがみたてるプロ野球うら・おもて」「本日球診」というタイトルは、非常にユニークに感じたものだ。
 
常にライオンズのライバルだったホークスが、平和台を本拠地にすることとなった。(1989(昭和64、平成元)年)思いを二十数年前にはせて、じっくり読ませていただこうと思っている。
 
・いよいよ待望のナイターが始まった。奇跡の逆転優勝を見事なしとげたライオンズは、今シーズンは南海・東映強し」という大方の予想を裏切り、開幕依頼、よろめき投手陣を、看板の水爆打線が援護してまことに好調。
 
・今回より「本日球診」と第して本欄担当の私の職業は、婦人科医、文字通り女性に半生を捧げる身。男でありながら昼間はとんと男に縁のない仕事、そこでせめて夜だけはナイター観戦で男の勇姿をながめることを唯一の健康法と考えているわけ。
 
・私は、現代プロ野球界のナンバーワンは、投手で南杉浦忠投手、打者で巨人王貞治選手と見ている。品位、風格、すべての面を総合診断した上の話であるが。
 
 
当時の野球界の貴重な資料だね。スランプについて棋士加藤一二三さんが載っているのがスゴい!西鉄ライオンズへの思いは募る。オススメです。