「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「20代で得た知見」(F)

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いや〜この本、いいわー!「令和」時代の新感覚の名言集というか教訓というのかな。実に奥が深い。これ、10代や20代で出会ったら人生が変わるのかも、と思わせるなあ。
 
 
「一人の人間の人生は、出会った言葉でも、預金額で決まるとも、恋愛だの結婚で決まるとも思えない。ある夜友人が電話で語ってくれた台詞、または恋人がふとした瞬間吐き捨てた台詞、バーで隣の男が語ってくれた一夜限りの話、なんの救いもない都会の景色、あるいは、夜道で雨のように己の全身を貫いた、言葉にもならない気づき。そういったものによって人生は決定されたように思うのです。私はその断片を「二十代で得た知見」と名づけることにしました」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
好意は、早く伝えたほうがいい。だってすぐに消えてなくなる。欲しい物は、すぐ買ったほうがいい。物欲にも賞味期限がある。とんかつは、若い時にようさん食べといた方がいい。死にたさの類は消えない。だから、諦めて飼い慣らした方がいい。
 
好きな場所で、好きなことを、好きなだけしている、そんなあなたを好きになってくれる人をまず一番に大切にしたらよろしい。背伸びした自分を好かれたって、もはや仕方ない。遠慮したって、いつまで埒が明かない。等身大で嘘を吐かず、隠れず、隠さず、堂々と暴れる。好き嫌い、はっきりさせる。それが二十代の大前提です。
 
大人なんて存在しません。大人も大人がなにかよく分かっていない。大人と言われる年齢にはなったが、遊び心は、童心は、全く忘れていない人しか私は見たことがない。
 
好きって美味しいものを一人で食べた時、あの人にも食べさせたかったなと思えること。あるいは途方もないほど美しい景色を見た時、思わずそれを撮って写真を送ること。同じ感動を同じ場所で感じたいと願うことが私の「好き」にはあるようです。
 
幸せって大きく分けて二種類あると思う。ひとつは日常に帰ってくるための非日常の幸せ。もうひとつは、非日常に行くための日常の幸せで。
 
・たとえは気分の上下が激しい性分を無理して直すより、気分が上向きの時は大量のインプットとアウトプットをしておき、気分が下に向いた時はなるべく下がり過ぎないための物理策を抱負に確立しておいた方が賢い。優柔不断な性分を直すより「自分の決定権がないことについては思い煩わない」「自分より詳しい人物がいたならその者に判断を任せ、あとは身を任す」と決めた方が話が早い。上手く上手く、人を使うのです。
 
大体の事物には、五種類のスタンスがある。たとえば資格の勉強を始める人。その資格を実際に使いこなす人。その資格保持者を雇う人。その資格自体を作ってしまった人。その資格が規定する知識知恵の裏をかいて、それをすり抜けることができる人。最初に挙げた人から人に利用されてしまう。
 
それを判断する基準
 
第一に、それは親に自慢できるか。
第二に、それはいつか生まれ来る子供に自慢できるか。
第三に、それは人生最後の瞬間やっておかねば後悔すると予見し得るものか
第四に、それはいまの私の気分を上げてくれるものか。
第五に、それはよい香りがするものか。
第六に、それは素晴らしい無駄か。
第七に、それはどんな言葉によっても語り得ないものか。
 
不純な動機こそが、最高の動機である。何かを学びたければ、自分がそれを教える側へと大胆に回れ。
 
・元々そこにあったものがなくなると「悲しい」
なくなったはずのものがそこにあるように感じると「切ない」
元々なかったものがやっぱりないものだと分かると「寂しい」
 
・犬を飼っている人から、こんな話を聞いたことがある。飼い主が落ち込んだ時、彼らがおもちゃを持って駆け寄ってっくるのは飼い主に遊んで欲しいからではないこれで一緒に遊んでいた時の飼い主の顔がとても楽しそうだったかだ、と。でも、実際の所はその犬に訊ねてみないと分かりません。
 
離婚は、結婚より面白い
 
「一千万円と四通りの考え方」「外見と内面は完全に矛盾する」「継続しない選択」「あなたがいなくなった後の椅子」「全二十代に捧ぐ55の知見(このリストのすべてを疑え)」「今スグメールの下書きに作るべき七リスト」「夜型は暴れるしかない(夜型か朝型かは遺伝子で決まっている)」「チロルチョコの法則」「ルンペルシュティルツキン現象(名前のないものに名前をつけたがって安心しようとする現象そのもの)」「戦争文学の准教授の台詞」「世界最古の小説、焚き火」「恋愛に関する55の知見」「私たちは美しく敗北するために生れてきたのだ」「女の怒りと男の怒りの違い(女は怒りが貯まったら満額で決済し、男はその場で都度、少額決済する)」「恋なんかするより、猫を飼いましょう」「二十代でやってよかったこと第一位」「365日誕生日とせよ」「些末で、ロマンチックでもない、ただし重大な決断をした三人の男の物語(結婚なんて、軽率にしてしまえばよい)」など。

 

くり返し反復して読み返したいなあ。そしていろんなこと考えたいなあ。やっぱりニャンコを飼ったほうがいいなあ。超オススメです。(・∀・)

 

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