「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「パスタぎらい」(ヤマザキマリ)

以前、徹子の部屋を観ていて、ヤマザキマリさんが出ていて、「ほー!『テルマエ・ロマエ』を描いた人って女性なんだー!案外、キレイだなー!」って話を聞いていたら、イタリアに在住していると聞いてびっくらこいた!!!(・。・)!!!
 
さてこの本。イタリアに暮らし始めて35年。私は、一生分のパスタを食べてしまったのかもしれない――。絵画を学ぶため、17 歳でフィレンツェに留学。イタリア以外にも北海道やリスボン、エジプト、シリア、シカゴに暮らし、世界中を旅したヤマザキマリが、胃袋で世界とつながった経験を美味しく綴る、極上の食文化エッセイ」そのエッセンスを紹介しよう。


「美食国家」と言われるイタリアだが、なぜかこの国のパンはあまり美味しくない一方で、日本のパンのレベルは総じて高い。どうやらイタリアにおいてパンという存在は、メインである食べ物の脇役に徹するもので、それ自体が自己主張をしないよう配慮がされていて、あのような素っ気ない代物になっているらしい。ちょっと小腹が空いた時や、今日はパン一個だけで軽く済ませたいなんて思った時に、日本のパンの美味しさを知ってしまっていると、外国ではそれが叶わないのはなかなか切ない。とにかく私にとって、世界におけるパン美食ナンバーワンは日本である。
 
・海外で生活していると、圧倒的に食べたくて我慢できなくなるのはラーメンだ。日本を訪れた海外からの観光客に好まれるのもラーメンだという。うちのイタリア人の夫も「あれは日本における最高の料理だよ…」と味覚の記憶に酔いしれる。
 
・毎年の楽しみのひとつは、百貨店で催される全国駅弁大会に出かけることで、なるべくその時期を狙って帰国するようにしている。単なる腹ごなしではなく、小さな箱の中に入っていて、しかも携帯食として外で食べるからこそ感じられる美味しさというものを追求したお弁当は、いわば日本の食文化が生み出した小宇宙である。
 
・おにぎりという食べ物が私たち日本人にもたらす安心感は、世界がどれだけグローバル化しようとも、きっと他国の人に根底から理解してもらえることはないだろう。
 
・今さら強調するほどのことでもないが、日本人というのはとにかく舌が肥えている。当地で食べるイタリア料理よりも、日本人シェフの作ったイタリア料理の方がよほど美味しい、などと感じてしまう人も少なくない。それと同じもとがポテトチップスやポップコーンにも起こる。
 
 
「トマトと果物が苦手です」「コーヒーが飲めません」「日本の「洋食」とはケチャップである」「スナック菓子バンザイ!」など。
 
ワタシは、キライなわけじゃないけど、パスタはあまり食べないんだよね。だってラーメン、そば、うどん、鍋、スープ、味噌汁などの「汁物」が好きだから。一生、パスタ、食べなくていいかも。(笑)オススメです。(・∀・)