「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「地磁気逆転と「チバニアン」」(菅沼悠介)

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数年前に話題になったチバニアン」。ビックリしたなあ!だって社会人になって最初に一人暮らしをしたのがチバニアンの舞台の市原市だったからだ!!!地球史に、初めて日本の地名が刻まれた。その決め手となったのは、千葉の地層から見つかった地磁気逆転」の痕跡。かつて地球には、磁石が南を指す時代があったのだ!
 
「なぜ地磁気は逆転するのか。次はいつなのか。そのとき、地球はどうなってしまうのか。最新研究で、地球科学最大の謎にどこまで迫れるか?磁石の発見からチバニアン誕生までを紐解く!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・地球には磁場があり、だからこそ方位磁石を使うと方角を知ることができます。現在においては常識ですが、じつは過去の地球には「磁石のN極が南を指す」時代がありました。驚くべきことに、地球の磁場(地磁気が180度ひっくり返るという現象が過去に何度も起きていたのす。そして、いちばん最近に起きた地磁気逆転の証拠が、まさにチバニアン誕生の舞台となった地層、千葉セクションから見つかったのです。
 
・一般には知られていませんが、過去200年ほどの間、地磁気の強さは低下し続けています。この傾向がさらに続けば、地磁気逆転に向かう可能性もあるのです。我々にとって重要な地磁気が、もしいま逆転をしたらどのような事態が起こるのでしょうか?現代の文明社会は、存亡の危機を迎えてしまうのでしょうか?科学者たちの研究の積み重ねによって、少しずつ、でも着実に、その謎の解明に近づいています。
 
・地質学は、他の科学分野と比べると地味なイメージがあるかもしれません。しかし、我々地質学者は、地層を調べることで過去の気候大変動を知り、生命の反映・絶滅の歴史を解明するだけでなく、地球の成り立ち、たとえば巨大な火山噴火や隕石の衝突など宇宙との関係も明らかにしてきました。さらには、地磁気逆転というダイナミックな現象が存在することまでも明らかにしてきたのです。地質学は、物理学、化学、生物学などの分野に関係する事柄も含まれる。じつは広がりのある研究分野なのです。本書を通して、そんな地質学のおもしろさを感じてもらえたら嬉しいです。

 

いいなあ!ロマンを感じるなあ。ムズカシイけどわかりやすく書いてあるよー。チバニアン、見に行きたいなあ。オススメです。(・∀・)

 

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