小学生の頃、楽しみだったのが、学研の「科学」と「学習」。毎月楽しみで楽しみで!!!講堂まで買いに行くんだよね。本屋で売っていないというのが不思議だった。十数年前に学研の方に、歴代の「科学の教材」を極秘で見せていただいて感動したことを覚えている。(・∀・)
さてこの本。「犯罪をテーマにしたポプラ社版江戸川乱歩の探偵小説が、
・壁村耐三は、原稿が遅れている漫画の神様に向かって「手塚!」 と罵声を浴びせ、やっと仕上がった原稿を「遅い!」 と言って天高く巻き上げる、恐れを知らぬ編集者だった。 他社の編集長に向かって、 電話口で呼び捨てにして怒鳴りつけたりする。水島新司の「 ドカベン」は当初、主人公が柔道部で活躍する話だったが、 壁村耐三がやっぱり野球でいこうと方向を変えて、 あの大作になった。嗅覚が鋭いのだろう。「 壁村さんは編集会議をいっさいやらない。合議制が大嫌いでした。 多数決の多い意見は絶対に使わない。 みんなが面白いと言うものはつまらない。誰も支持しない、 たったひとり支持するものをわざと選ぶんです。常識を壊せ! それが口癖でした。
・1966年頃、漫画は読み捨て感覚で、 新書判コミックスとして出す発想はなく、 あったとしても数冊で終わった。 秋田君夫は他社で連載していた作品をサンデーコミックスに収録し 、名作のほとんどを手に入れていた。 サンデーコミックスの名称は、秋田書店が出していた「 サンデー新書」の後を継いだもの。 サンデーコミックスはブランド化し、 秋田書店に膨大な利益をもたらした。 それまで読み捨てられていた作品が新書判として蘇ると、 漫画家はドラマ性豊かな構成を考えるようになり、 作品の寿命が延びた。漫画家に膨大な印税が入るようになり、 漫画家自身の作家生命も延びることになった。
ああ〜!そーだったのかあ!60年代、70年代が蘇るっ!!!オススメです!(・∀・)