いや〜タイトルに惹きつけられるねえ〜〜!(・∀・)「悪女」!いいねえ。興味あるねえ〜!優等生でお嬢様タイプが好きなんだけど、まったく逆のタイプもたまにはいいねえ〜!(・∀・)
さてこの本。「700人の娘を惨殺し、その血で湯浴みしたE・バートリ。11歳にして3人の愛人をもち、庭の茂みで心ゆくまで肉の歓びを味わっていた王妃マルゴ。保身のために自分の子供までも毒殺や死刑にした則天武后。西太后、クレオパトラ、ジャクリーン・オナシス、ダイアナ妃……歴史の舞台に華々しく登場した、権力欲に満ちて、淫乱で残酷な悪女たちは、野心のために国家まで滅ぼすことも。凄すぎる仰天エピソード満載で、古今東西の名高き悪女69人の魅力に迫った傑作人物伝」そのエッセンスを紹介しよう。
・「ちょっと悪女が魅力的」……よく世間の男性が言う台詞です。 西洋では悪女のことを『運命の女(ファム・ファタル)』 といいます。男を破滅させてしまう危険な女。 それまで安穏だった男の人生を一気に根底からくつがえし、 ぐいぐいと破滅の淵へと引きずり込んでしまう女。 ちょっとした悪女なんで、 わたしたちの周囲にいくらでもいるのではないかしら。
・だいたい女というのは、 生まれながらにしてコケットリーを持ってるもの。 本当は好きなのに嫌いなふりをしてじらしたり、 わざと他の男性とデートして相手を嫉妬させたり、 そうして男心を弄んだりするのは、 ごく普通にやっていることではないでしょうか。 そもそも優等生的でおとなしい女なんて、 魅力的でもなんでもない!そこでユニークで個性的で、 世間の目を気にしないで自分の欲望に忠実に生きている人間を書き たいと思って書いていたら、 いつのまにか気がつくと悪女や悪党ばかりになってしまったという わけです。
・西洋性生活史「貞操帯」
貞操帯とは、いわば鉄で出来たふんどしのようなもの。 帯の裏はビロード張りで、 局部を守る板の前と後ろには自然の用をたすための小さな穴が二 つついています。ただし穴の周囲は鋭いぎざぎざになっていて、 よからぬ気を起こした者が指を突っ込んだりできないようになって います。貞操帯には頑丈な錠前がついていて、 その鍵は亭主がポケットに入れて持ち歩いていました。 しかし貞操帯の合鍵をつくる職人が登場。 かくて妻たちは亭主が出掛けてしまうと、 さっさと合鍵をつくらせ、 帯をはずしてやりたい放題しはじめました。 なかには合鍵を5つも6つもつくって、 数人の男たちに渡していた剛の者もいたとか。 おかげで貞操帯の生産地、北イタリアのペルガモの鍛冶屋は、 合鍵作りの副業で大金持ちになりました。結局、 最後に笑ったのは誰だったのでしょうね?
その他、「妖艶でグラマラス 典型的な淫婦 メッサリーナ」「七百人の娘を惨殺し、その血で湯浴みした エリザベート・バートリ」「生きたまま粉ひき機にほうりこむ ジンガ女王」「真っ赤に焼けただれた道柱の上に人間を 妲己(だっき)」「衣装代だけで、今にして年間十億!マリー・ アントワネット」「 大統領一年分の給料ホワイトハウスの装飾を一変 ジャクリーン・オナシス」「ドレスを詰めたスーツケース200個 イメルダ・マルコス」「 保身のために自分の子供までも毒殺や死刑に 則天武后」など。金、性、権力、不倫騒動、復習、嫉妬、 魔性の女、高級娼婦、スキャンダル、男で身を滅ぼした悪女、 犯罪、演題の悪女たち。
いや〜!スゴい!男なら、ここまではやらないだろうなあ……。女ってスゴいなあ…。(笑)やばい……案外、こういうの、好きかも!?オススメです。(・∀・)