「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「世界情死大全 「愛」と「死」と「エロス」の美学」(桐生操)

f:id:lp6ac4:20201006055257j:plain

 このタイトル!惹きつけられるよねー!人はみな一回も死んでないから「死」について学ぶって大事だよねー!しかも「情死」だからねー!(笑)

 

「「死体の皮膚で女装した男」「早すぎた埋葬」「皇帝に殉教した美少年奴隷」など、信じられない仰天エピソードが満載」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・フランスの思想家ジョルジュ・バタイユエロスとは死にまで高まる生の称揚」だと書いた。ひとは愛し合うたびに、一つの短い死を死ぬのだと。事実、愛し合う瞬間、エクスタシーの極致で、ひとは相手の存在のなかに自己の存在を完全に溶かし切ろうとする。それこそが。究極の死だと言えるかもしれない。
 
日常のいたるところに、つねに死の影はひそんでいるたとえば楽しいはずの気の合う友人たちと過ごす時間。だがすべてが終わり、友人たちが引き上げていったあと、テーブルの上の宴の残骸を前にして、あなたはふと、なんともいいようのない虚しさに襲われはしないだろうか。
 
あるいは恋人とともに過ごす濃密な時間。激しく愛し合い燃え尽くしたあと、しかし残酷な別離の時間は近づいてくる。の時間が楽しければ楽しいほど、そこに悦びがあればあるほど、ふと死の影が脇を通り過ぎるのを感じたことはないだろうか?このように、死は日常のあらゆる場所にひそんでいるけれどまた、ひとはつねに死を意識しているからこそ、充分に生を満喫することができるのではないか。つねに死と隣り合わせにいるからこそ、濃密な生を思うさま楽しむことができるのではないか。
 
ネクロフィリア(屍体愛好)と少女コレクション」「死体を抱ける店」「カニバリズム」「現代の食人鬼、ボカサ大統領」「臨終の言葉」「ユニークな自殺」「梅毒に冒されたロマン派最高峰の詩人ハイネ」「死の寸前まで書き綴った壮絶な日記 スコット」「大文豪の孤独な最後 トルストイなど。

 

のび太の言葉。「よーし!ぼくは死ぬまで生きつづけるぞー!」(笑)当たり前だっちゅーに!(・∀・)♪

 

f:id:lp6ac4:20201006055257j:plain