一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「僕の人生には事件がおきない」(岩井勇気)

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僕の人生には事件が起きない

僕の人生には事件が起きない

 

この本を手に取るまで著者がお笑いコンビのハライチの澤部でないほう、という名前も容貌もまったく知らなかった。(笑)タイトルだけ見て衝動買いするジャケ買いみたいなカンジだった。(笑)

 
段ボール箱をカッターで一心不乱に切り刻んだかと思えば、組み立て式の棚は完成できぬまま放置。「食べログ」低評価店の惨状に驚愕しつつ、歯医者の予約はことごとく忘れ、野球場で予想外のアクシデントに遭遇する……事件が起きないはずの「ありふれた人生」に何かが起こる、人気エッセイ集!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・実家のダイニングテーブルの端にある「BREAD」と書かれた小さい木箱。朝はいつもその木箱を開け、入っているパンを食べる。食べたら木箱を閉じる。食べたら木箱を閉じる。そして翌朝、起きてダイニングへ行きテーブルの上の木箱をを開けると、なんと新しいパンが入ってきているのだ。なぜあんな魔法の木箱が実家にあるのかわからないあが、素晴らしい代物だということだけは知っていた。僕は無人島に一つだけ持っていくとしたら何?」と聞かれたら、迷わず「実家にあるBREADと書かれた木箱です」と答えるだろう。最悪何もしなくても行きていける状況、自分の部屋の居心地の良さ、そして謎の木箱。この3つが揃っている実家という場所は最高である
 
僕の人生を振り返ると、全くもって“波乱万丈ではない”。3年という短い下積み期間に加えて、ずっと実家から仕事に行っていた。下積み時代の苦労もない。僕はお笑い芸人になって心底思う。神様、頼むから波乱万丈な出来事を僕に起こしてくださいと。しかし、どうにも僕の人生には事件が起きない。
 
・芸能の世界で仕事をするようになってからずっと思っていた。僕の人生には事件が起きない。が、それと同じように皆さんの人生にもそんなに事件は起きていない。そして、テレビで見る芸能人の人生にもどうせ本当は事件など起きていないだろうと。それを皆、化学調味料で元の味などわからなくなるくらい嘘のように濃い味付けにして提供してくるのだ。そんなものばかり食べていると、そのうち舌が馬鹿になる。物の味なんてわからなくなってしまう。
 
その他、「メゾネットタイプの一人暮らしでの出来事(墓地の門)」「家の庭を“死の庭”にしてしまうところだった」「自分の生い立ちを話せない訳」「マニュアル至上主義の店」「コーヒーマシーンに振り回される」「組み立て式の棚からの精神攻撃」「食べログ信者の僕が3.04の店に行ってみた」「麻雀の不吉な上がりのせいで死に怯える羽目になる」「恐怖に怯えたタクシー運転手の怪談話」「澤部と僕と」など。
 
どうして、どうして。文章をいままで書いたことがないとは思えない内容と構成力。実にオモシロイ!続編も読んでみたい。オススメです。(・∀・)

 

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僕の人生には事件が起きない

僕の人生には事件が起きない