「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「魚へん漢字講座」(江戸家魚八)

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魚へん漢字講座 (新潮文庫)

魚へん漢字講座 (新潮文庫)

 

コレ、コレ!こんな解説本、読みたかった〜〜!♪ 気になってたんだよね〜! これで魚料理を食べるときの雑学とウンチクが学べる〜!

 

鰊・鮭・鮎・鯖・鱸―魚へんの漢字、どのくらい読めますか?それがどんな魚か知っていますか?名前の由来は?獲れる場所は?旬は?調理法は?お任せ下さい。これ1冊であなたもイッパシさかな通」そのエッセンスを紹介しよう。

 

【鮪(まぐろ)】
→常温で時間がたつと真っ黒になることから「まっくろ」→「まぐろ」また「目が黒い」→「目黒」→「まぐろ」になったという説。
 
【鮃(ひらめ)】
→だ円形で極端に平たいその体の特徴そのままで「平」べったい「魚」から。「眼の側(ひら)」→「ひらめ」となった説も。
 
【鮎(あゆ)】
本来「ナマズ」を指すが神功(じんぐう)皇后が天皇の戦勝を占ったとき年魚(あゆ)が釣れたとと日本書紀』に記されたことから「占いに使った魚」=鮎となったまた「落(あ)ゆ」=「落ちる」で、アユが秋に産卵のために川を下ることに由来。
 
【鰹(かつお)】
堅魚(カタウオ)が変化したもの。鰹節が堅いことからカツオになった。江戸時代には「勝つ魚」と語呂が良いことから武士の間で好まれた。
 
【鯛(たい)】
→「た(平ら)」「ひ(魚)」に由来。まんべんなく調和がとれて、どこでも(周=あまねく)見ることができる魚
 
【鱚(きす)】
「キ」は接頭語で「ス」は性質が素直で飾り気のないことを表し飾り気がなく清楚で性質はおとなしく、味も淡白。
 
【鯵(あじ)】
→魚へんに操を付けた漢字の誤字。つくりは「なまぐさい」を表す。またアジの美味しい季節が旧暦の3月なので、数字の「参」が使われた説。単純に「味の良い魚だからアジ」となった。
 
【鮹・蛸(たこ)】
多股(たこ)が語源。「蛸」は本来はクモのこと海に棲むクモ=「海蛸子」が省略されたもの。
 
【魥ひもの 】
「及」は「乾」に通じ「かわかす」という意味を含む漢字。乾かした魚」「竹に刺して乾かした干し魚」ということで。
 
【鯢(さんしょううお)】
→つくりの「兒」には「小児」という意味子供のような泣き声を出し、子供のように木に登る魚。山椒魚が一般的
 

このGW期間中、魚料理にもチャレンジしようかな!オススメです!(・∀・)♪

 

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魚へん漢字講座 (新潮文庫)

魚へん漢字講座 (新潮文庫)