「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「死ぬときに後悔すること25」(大津秀一)

 


死ぬときに後悔すること25 (新潮文庫)


父が亡くなったのは69歳。もう16年前になる。母から聞いた話だが、その数年前から「オレの人生は本当に充実した人生だった後悔することはなにもない」と口グセのように言っていたらしい。実家にいる母も同じように言っている。ウレシイけど、もっともっと親孝行しなければ。(・∀・)


さてこの本。「ほとんどの人は死を前にすると後悔するという。では、人生の最期にどのようなことに後悔するのか――?1000人を超える末期患者と正面から向き合い、その死を見届けた緩和医療専門医が、それぞれの患者が吐露した“やり残したこと”を25に集約。それらを参考にすれば、今から悔いの少ない人生を送ることができるのでは。「生き方」のヒントを教えてくれる大ベストセラー」そのエッセンスを紹介しよう。


いまわの際には、自分に嘘をついて生きてきた人間は、必ず後悔することになろう。転職したいなら、今すべきである。新しい恋に生きたいなら、今すべきである。世の中に名前を残したいなら、今からすべきである。


・私もたくさんの人生の最期を見てきたが、「生涯を愛に生きるため、新たな伴侶と生きた女性」「都会での暮らしを捨て、高原で第二の人生を自然とともに生きることを実践した男性」「最後の瞬間まで、自分の作品に心血を注ぎ込んでいた男性(彼の死自体も、彼の作品の新たな1ページとなった)」そうした彼ら全てが輝いていた。そこにはほとんど曇りもなく、死に顔は穏やかで、実際後悔などはほぼなかったのではないかと思われる。


死ぬ前に後悔するのは、夢がかなわなかったこと、かなえられなかったこと、そのものよりも、むしろ夢を叶えるために全力を尽くせなかったことにあるのかもしれない。これは個人的な感想である。


・ここで皆さんに質問をしたい。死ぬときに後悔すること「26」番目、いったいなんでしょうか?


「健康・医療編」


1 健康を大切にしなかったこと
2 たばこを止めなかったこと
3 生前の意思を示さなかったこと
4 治療の意味を見失ってしまったこと


「心理編」


5 自分のやりたいことをやらなかったこと
6 夢をかなえられなかったこと
7 悪事に手を染めたこと
8 感情に振り回された一生を過ごしたこと
9 他人に優しくしなかったこと
10 自分が一番と信じて疑わなかったこと


「社会・生活編」


11 遺産をどうするか決めなかったこと
12 自分の葬儀を考えなかったkとお
13 故郷に帰らなかったこと
14 美味しいものを食べておかなかったこと
15 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16 行きたい場所に旅行しなかったこと


「人間編」


17 会いたい人に会っておかなかったこと
18 記憶に残る恋愛をしなかったこと
19 結婚をしなかったこと
20 子供を育てなかったこと
21 子供を結婚させなかったこと


「宗教・哲学編」


22 自分の生きた証を残さなかったこと
23 生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24 神仏の教えを知らなかったこと


「最終編」


25 愛する人に「ありがとう」を伝えなかったこと


最後の「横倉秀二さんの話」は、長いけどジーン……とくるなあ……。


 


死ぬときに後悔すること25 (新潮文庫)