「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「横浜百年食堂」(高井研一郎)

 


横浜百年食堂 (思い出食堂コミックス)


食事をするならチェーン店ではなく個人店が好き。そして昭和の香り漂う昔ながらの食堂が好き。レストランよりも「食堂」。が好き。(・∀・)


さて、この本、前回紹介したこの本の第一作目。先に続編を読んじゃったんだよね。(笑)


「続 横浜百年食堂」(高井研一郎
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180917


「横浜の下町・妻三郎橋商店街の「たちばな食堂」は創業百年。店主・立花正吉一家と、店に集う人々の味な人間模様」。
フィクションだけどノンフィクションだとすると、横浜橋通商店街洪福寺松原商店街弘明寺商店街がモチーフだろうなあ。その中の名言を紹介しよう。


・俺が子供の頃は まだ日本が貧しくて
飯を食った後で払えないって言い出す客もいた
お袋は 払える時でいいと 建て替えてやっていた
親父は 見て見ぬふりをしていた
それっきりの 者もいれば
払いを忘れずに返しに来てくれる客もいた
ガキだった俺は お袋はただのお人好しだと思っていた
でも今はわかる
お袋は いい客も そうでない客も この店に来てくれる客を大事にしていた
百年続くには 理由がある


・あのなぁ 徹夫 仕事は早けりゃ いいってもんじゃねぇんだよ
かんぴょう巻なんて地味だと思うだろうが
地味だからこそ しっかりした 仕事が光るんだ
おまえにとっちゃ数あるうちの一本かもしれねぇが……
客にとっては人生最後のかんぴょう巻かもしれない。


・チューハイは 男の涙で 出来ている


「すき焼き定食」「豆ご飯」「冷やし中華」「年越し蕎麦」「花見弁当」「ナポリタン」「氷あずきとアジフライ」「しじみ汁」「白菜漬け」「カツ丼」「ピーマン肉詰め」「かんぴょう巻」「冷や奴」「鮭弁当」「焼き鳥たけちゃん」など。


高井研一郎さんの絵がいいよねー。ほっこりするよねー。良いマンガです。オススメです。(・∀・)


 


横浜百年食堂 (思い出食堂コミックス)