「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「人間をお休みしてヤギになってみた結果」(トーマス・トウェイツ)

 


人間をお休みしてヤギになってみた結果 (新潮文庫)


このタイトルに笑ってしまう……。 人間をお休み?ヤギになる?……意味がわからない!(笑


「仕事はパッとしないし、彼女に怒られるしで、ダメダメな日々を送る僕。いっそヤギにでもなって人間に特有の「悩む」ことから解放されることはできないだろうか…というわけで本気でやってみました。四足歩行の研究のためにヤギを解剖し、草から栄養をとる装置を開発。医者に止められても脳の刺激実験を繰り返し―。イグノーベル賞を受賞した抱腹絶倒のサイエンス・ドキュメント」そのエッセンスを紹介しよう。



人間特有の悩みっていうのを数週間だけ消しちゃうって楽しそうじゃない?まさに、今その時だけを生きるんだよ。本能だけで生きるって楽しそうじゃないか?自分の人間性に関する悩みからも逃げちゃうってどう?人間をお休みしちゃうってどうだろう?少しの間、動物になれたらすごくない?


「ヤギは悩んだりするのかな?って思って」

「悩むね」マジか。

「ヤギは確実に怖れは抱いているわけで、その怖れというのは、自然界ではヤギのような動物は被食者で、彼らは食べて、水飲み場にも行かなければならないのだけれど、お腹をいっぱいにするには、飲食の必要性と固有のリスクとを天秤にかける必要がある。だから、食べると同時に、彼らは常に捕食動物を警戒しており、常に緊張しているというわけだ」


…そおかあ……ヤギにも悩みはあるのか(笑)。大まじめにこれだけのことをやろうとした著者がスゴい。満載の写真に抱腹絶倒!オススメです。(・∀・)



人間をお休みしてヤギになってみた結果 (新潮文庫)


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